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内容説明
謎多き冷川の過去 想像を絶する生い立ちを知るのは…刑事の半澤だけ
犯罪の芽を嗅ぎ付ける能力、どんな事件にも整然と対処する冷静さ、半澤が強いのは、あやしげな超常現象はもちろん、人という存在すら「信じず」に「疑う」から。そんな半澤がずっと気にかけてきた冷川は、今や三角という助手(兼、唯一の友人)と出会い心霊探偵として順調な様子だ。しかし冷川を過去に揺り戻す事件が…!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
澤水月
78
一冊で何度美味しいんだ!実話怪談、BL官能、犯罪加害者・関係者の苦しみ、カルトの子供問題、言霊や信じる力…ついに冷川の過去も見えてきた。表紙の刑事のこれまでも明かされ一年一冊の進み方ながらとんでもなく緻密に伏線張られていた。本筋でない(!)心霊探偵パートで見せる絵の怖さも健在。思想からルポ系まですんごい多彩な資料読み込みがあるとお見受けする。もう次巻が待ち遠しいし絶対時代を代表クラスのホラー作品だよこれ…2017/08/10
眠る山猫屋
59
半澤さんの唯一の弱点。彼の“信じない”という力の源泉は何なのか。でも奥さんを信じていたのは良い。なんだか素敵。顔は悪者だからかなぁ(苦笑)ヒウラエリカの恐慌に続き、冷川さんの歪さが語られた。ありそうで怖い話だ。まだこの時点では“先生”は絡んでいないだろうし、冷川少年の器量を見抜きしゃぶり尽くそうとした人間たちがいたということか。やっぱり人間が恐い。2020/11/05
Nyah
44
「掌光の教え」から氷川を連れて逃げる三角。/友達の集まりにわからない人がいる。知ってるんだけど、知り合った記憶がない、の調査/冷川とエリカの遭遇、冷川の妻への呪い。/氷川は「掌光の教え」前身「掌光会」副会長の息子で、「大掌様」として隔離され、信者に面会して祓いを行っていた。そして掌光会で何かが起き、助け出された。(ボキャブラリーが妙なのはそのせいらしい)2023/04/23
さとまみ(コミックス&BL小説専用)
37
何かが少し動いて来てる気がする。繋がりとか関係とかが段々と見えて来た。2017/08/12
ちゃりんこママ
32
今までは序盤だったんですね。霊感がどんなものか、霊感が強いってどんな人か。今回は「呪い」がどんなものか。「怨恨」を利用できる体質ってスゴイ!!!! 冷川とヒウラエリカの過去が段々出てきます。2018/07/11