講談社文庫 風の砦（上）

著者名：原田康子【著】

講談社（2019/10発売）

• ISBN：9784062630610

内容説明

幕末の北海道に生きた若き武士たち。ロシアの樺太進出を恐れ、江戸幕府は、東北諸藩に蝦夷地の警固を命じた。厳寒の地で歴史の荒波に翻弄されながらも、土地を愛し人を愛して、まっすぐ生き抜こうとする男と女を描く、感動の歴史長篇。人妻との運命的な出会いは、侍の道を超え、純粋な愛の旋律を奏で始める。厳寒の地・北海道の警固を志願した若き侍たちの運命は？　＜上下巻＞

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[y_e_d]

蝦夷の警護に渡る幕末の武士、その妻・上役・友人、現地蝦夷人との出会い、その人間模様の描かれ方がとても鮮やか。様々なことが起こるが、落ち着いた静かな筆致で、どんどん読み進む。これは下巻が楽しみ。

2018/03/24

[Mameyama]

再読。面白い。下巻も読まなきゃ。

2015/06/28

[kayoshi]

★★★・・

2001/03/30

[越おじ]

秋田藩が蝦夷それも北端の宗谷の警護を任されていたとは知らなかったです。誰もが嫌がる出兵に志願した主人公。その理由がなんとも可笑しいし、厳しい生活の中で主人公の心を揺らす恋模様の行方も気になる。下巻も楽しみ。

2021/05/03

[とりみ]

面白かった！舞台になった宗谷は 育ったところの近くなので親近感がわきました。下巻も楽しみです。

2021/03/22