内容説明
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常盤貴子さんが日常のなかで感じたことを独自の目線で綴ったエッセイ集。アーティストの鈴木康広さんが描いたイラストがその世界観を広げます。2014年より共同通信社で今まで気づかなかったことがある時から特別なものに変わる感覚を味わえる一冊です。「自己紹介は苦手です」「見えない敵」「アリの行進」「最期に必要なもの」「笑顔のご用意、あります」「能とオペラ」「魔法のとけい」「好奇心の翼」など
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
いぼいのしし
25
エッセイ。私のなかではほんわかしたイメージの方だったので、どちらかという固い感じの文章が意外だった。内容は、おお女優さん!という感じだった。2020/09/28
BluePlanet
12
★4.0(2.88)2019年9月発行。常盤貴子による初エッセイ。1995年のテレビドラマ「愛していると言ってくれ」の時はまだ23歳だった常盤貴子ちゃんもいまや49歳か。37歳の2009年に長塚圭史と結婚したようですが、お子さんはいないようですね。そんな常盤貴子さんの心の中、普段の日常を垣間見ることができるエッセイですね。まばたきのおもひでとか、まばたきシャッターなどいいこと言いますね。発想が豊かと言うか、結構普通と違う所が色々わかって、貴子ちゃんファンには捨てがたい本ですね。これからの活躍も期待します。2021/11/23
かりんけい
5
エッセイってあまり読む事がないのに、何故か前々から惹かれてた一冊。その答えが本文中にありました。「スペインで通訳さんを交え、(中略)インタビューをさせていただいた折には、こんなことを言われた。『あなたの瞳はおしゃべりね。日本語をしゃべっていたのに、全て理解できたわ』と。」 そうか。常盤貴子さんの「瞳」に惹かれてたんですね、僕は。2020/12/21
arisaka
5
女優としてのお仕事エッセイというより、日々の生活の中で感じたことをふわっと筆先に載せて書きましたという感じの、自然体であろうとどこか気を張っているような文章が、たまらんかったです。美しい物、気持ちいい物、知らない場所、知ってるいる場所、出会いに感謝、平坦な道こそが尊い。旦那さんの長塚圭史のファンなので、なるほど彼が選びそうな人よなと思いました。2020/05/07
De PalmaX
4
まばたき。それは瞼に大切な何かを焼き付ける一瞬の行為。「花筐」の貞淑な着物からエロティックな赤いドレスへの早変わりに心奪われ、思わず買った。さまざまなモノへの美意識が高い人だなというのが第一印象。しかし、文章は妙齢の女性特有(?)のざっくばらんでどこか吹っ切れたもので、親しみもわく。赤瀬川原平の本、読みたくなった。ただ、時折ジェンダー的に危うい発言も見られ("オネエ"という言葉もざっくばらんな肯定の意味で出てくる)、ヒヤヒヤした。2021/07/24




