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内容説明
1888年の8月末日から11月9日にかけて、5人の娼婦を次々と惨殺し、世紀末のロンドンを恐怖のどん底に突き落とした「切り裂きジャック」。逮捕されることなく歴史の闇に消えた殺人鬼の正体を、日本のリッパロロジスト(研究家)の第一人者が、豊富な資料と図版を駆使して追究する、マニア必読の1冊。いま甦る、ロンドンの恐怖伝説!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ランフランコ
4
世界の未解決殺人事件界のスーパースターとでも言うべき存在の「切り裂きジャック」。一体犯人が誰なのかは永遠のミステリーだ。もう今では歴史上の出来事に近いかもしれない。本著の中では被害者の結構グロい写真(時代的に白黒だけど、そうでないとちょっと見れないかな)が載っていることが大きな驚き。内容については諸説についてあーでもないこーでもないとやっているだけなのであんまり面白くない。著者の見立てはそれなりに説得力はあるが、結局何も解らない。容疑者は沢山いる。いっそのこと「切り裂きジャック」総選挙をやった方がいい。2018/03/12
しゃくとりむし
0
既読本として登録。
丰
0
20040815
shostakovich
0
未解決事件を論じる際に主眼となるのは「真犯人は誰だ」ということになりますが、本書は「事件の概要」「これまでの犯人説」「著者の推理」の三本立てとなっており、初心者にも優しい内容となっています。『切り裂きジャック最終結論』やパトリシア コーンウェル著『真相―“切り裂きジャック”は誰なのか?』(上・下巻)といったマニア向けの本を読むのは、本書で真実を見極める力を養ってからにした方が懸命だと思います。この分野、いわゆる「とんでも本」も多いですからね。今のところ、ジャック関連本はこの一冊でFAといえるでしょう。2004/09/01