空から森が降ってくる

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空から森が降ってくる

  • 著者名:小手鞠るい【著】
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 平凡社(2019/09発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784582838121

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内容説明

アメリカはウッドストックの森に住む小説家が綴る四季の移ろい。美しくも厳しい自然や野生動物との交流、ときに森を飛び出し旅先でのできごとをたおやかな筆致で描き出す。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ikutan

60
アメリカ北東部はウッドストック村。豊かな自然、豊かな森に囲まれたその村のはずれで暮らす小手鞠さんの春夏秋冬を綴ったエッセイ。たくさんの野の花で四季を感じるというその森には、様々な野生動物や昆虫がやって来るという。秋の紅葉は(小説家の小手鞠さんが!)言葉にできないほどの美しいらしい。そして、酷寒の冬の厳しさ。そんな中でもランニングを楽しむという。また、登山も大好きという小手鞠さん。なかなかアクティブな人だったんですね。ご夫婦のエピソードも素敵です。そして、所々に書かれた『ないしょ話』が楽しい一冊でした。2019/10/22

えんちゃん

48
図書館新刊コーナー。タイトルと表紙に惹かれて。二十数年前にニューヨーク州北部ウッドストックに移住した小手鞠るいさんの森暮らしエッセイ。森の空気、風、光、匂い。美しいだけでなく想像を絶する厳しい世界。そこに生きる力強い生命。宮下奈都さん『神々の遊ぶ庭』の時も感じた素敵な生き方。私には決して真似出来ないけれど。憧れ。2019/11/16

ナミのママ

40
1992年に渡米。ニューヨークから3時間、ウッドストックの森にご夫婦で暮らす小手鞠さんの日常を綴ったエッセイ。深林の匂い、植物の息吹、動物達の声が聞こえてくるような素敵な暮らし。そこにら不便さや、怖さもあるのだけど…。日本の都会の今と離れて、素敵な時間を味わえた一冊。2020/09/17

あじ

36
アメリカ・ウッドストックの森に居を構える小説家のエッセイ集。森を訪れる熊やリスとのなれ初め、草花が告げる季節の移ろい、旦那様との穏やかな暮らしぶり。恋愛専科だった作風に、ここ数年史実を織り混ぜ小説を上梓するようになった筆者。その心境を探れるかもしれません。★3/52019/10/03

きなこ

22
このエッセイを読む前に著者の小説を、と思い読んだ『空と海のであう場所』がとても良く、その余韻に乗って読み始めました。20年以上、ニューヨーク州ウッドストックの森に暮らす小手鞠さんの日々の生活が綴られています。長い過酷な冬のあと、爆発的に噴火を始める、と表現される春の訪れや、マウンテンローレルの咲き乱れる桃源郷の夏の始まりなど。小手鞠さんが夫とともに森を愛し、野生の動物を愛し、植物を愛でる様子が伝わり、読みながら森の中で深呼吸しているような感覚を味わえました。溜まった雑念が洗い流されたみたい。2020/01/13

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