内容説明
落城寸前の浅井家に残る唯一の希望、月姫。その幼き命を奪おうとする魔人信長から姫を逃すため、精鋭の武士と伊賀甲賀忍者が選ばれた。一行は越後上杉家へ向かうべく、険しい山谷を越えるも、秀吉の命を受けた非道な忍び黒夜叉が襲い掛かる。絶対的危機の中、蜂のごとく苦無を刺す少年忍者・犬丸と美貌の高速剣技の使い手・弁天との邂逅が一行の光明に――死闘につぐ死闘に、血飛沫の花が咲く、超弩迫力の戦国冒険小説!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海猫
55
ハヤカワ文庫で時代小説レーベルができた、というのも時代性だね。創刊ラインナップ三冊の中からこれを選ぶ。独特の癖のある語り口と文章で難儀したが、ある程度まで読むと慣れた。冒険小説的には内容が要人護送もの。まだ幼き姫を信長の手から逃して、脱出させるというミッション。この逃避行はお話の芯になっているし、もちろんちゃんと描かれる。が、作品の焦点はそこから派生する、忍者たちの暗闘に合わされてる感じ。けっこうな人数が敵味方に分かれて闘うので後半はちょっと混乱した。カバー袖や本文冒頭で、登場人物紹介がほしいところ。2019/09/18
キリン
10
ちょっと読み進めにくい本。それにグロ目。でも、途中からグイグイ引き込まれ面白かった。2020/09/10
Katsuto Yoshinaga
10
浅井家の遺児を守る家臣団と伊賀甲賀忍者、織田家と羽柴秀吉の命を受けた黒夜叉忍者軍団、山賊に山犬、武田家の真田忍軍とさらにはサイコな山姥が登場し、日本アルプスあたりで死闘を繰り広げる。忍法帖ものと思っていたが、さほど荒唐無稽な忍術は登場しない。正統派アクション冒険時代小説といっていい。山岳シーンやアクションシーンも良くできていて泣かせる。しかし、登場人物が多すぎ(人物一覧が無い…)、意味があるとは思えない時代小説用語や仮名遣い、散漫すぎる印象で物語に没入できなかった。期待していたのになぁ…2020/02/02
いが
9
久しぶりに骨太の忍者小説を読んだ。文語体のような癖のある語り口。それが読んでいくうちに心地よく異様な臨場感で迫ってくる。浅井家の姫の決死の逃避行を護衛する家臣と伊賀甲賀者。さらに追う側の忍者たちが入り乱れる群像劇。有能な忍者たちの描写にワクワクした。2020/11/07
Moeko Matsuda
8
講談っぽい語り口と独特の言葉の難しさがあって、はじめの四分の一くらいはかなり読み辛かった。そこまでを頑張って乗り切らないと、途中で挫折しそう。後半は面白かった。正にエンターテインメントという感じで、続々と現れる忍び達が個性豊かだった。が、いかんせんたくさん出て来すぎて覚えきれない。真田の忍び達とか、もっと活躍するかと思ったら出てきただけだった。そしてひどい奴らだった。残虐描写が多くて、あまり得意でない私にはちょっとキツかったが、弁天の技能の高さには憧れる。そして犬丸の勇気と月姫の強さには胸が熱くなった。2020/05/10
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