内容説明
パリ、北駅。雑踏の中に置かれた一台のピアノから聞こえてきたバッハの調べに、音楽学校のディレクターであるピエールは足を止めずにはいられなかった。
強く心を打つ演奏は、二十歳くらいの青年によるものだった。決して完璧に弾いているわけではないのに、ピエールには山の中の早瀬、雷雨の空を全速力で駆けていく雲が見え、喉を締めつけられるような感情にとらわれた。
しかし、演奏は三人の警官によって静止され、青年は逃げるようにそこから立ち去ってしまった。並外れた感性を持つその青年を見つけ出したいとピエールは願い――。
原題:Au bout des doigts
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
矢田ふみえ
3
いろいろな人や時期が、交ざりあってわかりにくいところもあったけど、人となり、思考、貧富など感じ面白かった。2019/12/08
めい子
0
おもしろかった。実は、Amazonプライムでこの映画を観た後に読み始めました。映画もおもしろかったのでノベライズは、どうかな?と、思いKindleで読みました。 映画の内容としては、失敗の無いサクセスストーリー、 小説の方が私は、好きかもしれません。二人の目線で交互に書かれていて、本当に往復書簡のようです。 こういった読書の仕方もありかなと、思います。2022/02/19
ゆい
0
★42021/10/18
Ro
0
『サラダランデーズをおごってくれる人を見捨てたりしないわ』 彼が鍵盤に指を置いた瞬間闇が終わりを告げるーーー 2020/03/23
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