内容説明
「AI」「グローバル化」「教育改革」
予測できない未来に必須の「学力」とは?
●「テストで点数さえ取っていれば何とかなる…」の間違い
●教育現場の迷走とふりまわされる子どもたち
●3人に1人が問題文を理解できていない
●教育改革を阻むのは、保護者であるあなた自身
●子どもを伸ばす教師とダメにする教師
●20年後に残る仕事とそのために必要な学力
●子どもが身につけるべき3つのこと
2020年の大学入試制度改革の根底には、文科省による「知識の活用」を目指す大規模な教育改革が存在する。
しかし、新しい教育体制にすべての子どもがスムーズに対応できるとは限らない。
予想されるのが、これまで中間層にいる子どもたちが陥る学力危機である。
教育制度改革によって直面する問題とはなにか。
教育現場の実情を踏まえて、それにいかに対応していくべきかについて論じていく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gonta19
116
2019/9/22 喜久屋書店北神戸店にて購入。 2019/9/22〜9/23 新しく始まる大学入学共通テストを受けてこれからの時代に必要とされる学力について論じた内容。子供が中学受験するので、色々な説明会に参加しているが、学校によってこれらの内容に対応できないところは淘汰されていくんだろう。想像力、デザイン力、自分軸がキーワード。最近の若い人達の想像力の欠如は私も感じていたが、最後の自分軸は、言われてみればその通り、という感じで良いサジェスチョンだった。2019/09/23
tamami
49
2019年刊行直後に半ばまで読み、今日通読する。帯に、予測できない未来に必須の「学力」とは!?、とあり、3年前には全く予想もしなかった「コロナ騒ぎ」が日本中を混乱させていることに歴史の皮肉を思う。著者は、子どもが未来を切り開いていくために「想像力」「デザイン力」「自分軸」が大切であると言う。ただその育て方については突っ込みが足りない様に思う。本書前半のいわゆる学校選びや受験技術的な部分を薄くして、それらの力を付ける具体的な方策をさらに提示して欲しかった。自分の周りの子ども達を見ていると、やはり絶対的な経験2022/05/20
金城 雅大(きんじょう まさひろ)
31
著者の主観で意味のないものがちらほら混じっているのと論展開がやや雑なのが少し気になりましたが、主張自体は概ね参考に値するものだと思った。 「新聞の囲み記事を要約する」のような課題は、公文式でひたすらやってたなぁ。 明確に反対なのは、HOW MUCH(効率性重視)と「好き嫌いをはっきりわかる」の2点。 効率性度外視の精神と曖昧性は、教育の何処かに残すべきだと思う。2019/11/03
ムーミン
30
義務教育の世界では常に実践への努力がなされていたものが、大学改革そして高校へと変わらざるを得ない状況が生まれ、ようやく堂々と取り組むことができそうです。ただ、今の大人の中にある学力観、評価観を変えていくには、時間も必要だし、地道な説明も必要だと思います。2019/10/04
すみけん
15
大学入試制度が2020年度から大きく変わる「かな?)。その変更の理由とは何か。予測不能な未来を生き抜く学力とは。「勉強」ではなく「学ぶ力」を育む。非常にわかりやすく、これからの教育を語ってくれている、教員、保護者、生徒などなど、幅広い層に読んでもらいたい。A軸B軸C軸の話は秀逸であった。2019/11/12
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