内容説明
「建武の新政」失敗、南北朝対立、そして室町幕府崩壊と信長・秀吉・家康の台頭へ――戦国時代突入の契機といわれる「応仁の乱」以前とそれに続く乱世を縦断的に俯瞰。鎌倉以来300年以上うまく機能した幕府政治という「常識」が崩れ、天下人や天下統一という「非常識」が生まれた因果関係を明らかにする。「歴史if(もしも)」に思索を広げながら、歴史をより深く極め、評価する視点を養うための、大好評のシリーズ第3弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ソラ
19
逆説の日本史を読んでいればおさらいのような内容。 教科書的な歴史をきちんと知って読めば面白いと思う。全部が全部この人の言う通りというわけではないけれど、なるほどねと思う部分もあり。2019/09/07
スパイク
10
お題から観応の擾乱、応仁の乱、明応の政変、細川政権あたりを期待して読んだけど、後半ほとんど信長だったのが拍子抜け。内容は悪くないけど。足利義政、後醍醐天皇、足利尊氏、楠木正成、足利義満、織田信長。並べて書くとやっぱり違和感が。もうちょっとニッチを攻めて欲しかった。自分には新情報はあまりない。栗栖弘臣幕僚長の話くらいか。ん、いつの時代の話だ?2022/07/09
Book Lover Mr.Garakuta
10
歴史好きにはたまらない本。2019/09/14
888
9
著者の歴史の分析が面白い 著者の推論や仮説も含まれているが十分に 面白い。歴史(過去)はあとから見ると ああすればよかったなどと言うことも できるが、当の本人たちはがむしゃらに 生きたのだと思う。他の武将との関係もあるし 仲間内の揉め事も多くあったのだろうと思う。 最終的に天下を取れた人は何か目に見えない 力によるものと考えるのであれば 確かに「大権現」と称するのも理解できる。2024/07/21
かいりゅ
5
逆説の日本史の復習。 やはり、客観的に見る目を持ちながら歴史を読み解くのはとても参考になる。




