内容説明
復讐に燃える馬賊の頭目――サンキタトゥス王家の末裔、アガト。苦悩の果て、罪を犯す美貌の辺境伯――エルギウス王国のレオン・バロウズ。叶わぬ恋に疾走し続ける若き近衛兵――シザリオン王国のギルディオン。それぞれの悲哀と希望が交錯する大平原に、いま運命の翼持つ乙女――光璃姫(サンスタン)が舞い降りる壮大なファンタジーノヴェル。
感想・レビュー
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あおい
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メインとする登場人物が多い上に全員が設定もりもりなため、書ききれてない。特にギルディオンが都合よく動くキャラになってしまっていたのが残念。 また、サンスタンの存在がこれまた都合のよい預言者になってしまって、物語の中でその存在を活かしきれていなかったのも惜しい。 まあ昨今のラノベ風な小説は設定もりもりのキャラがてんこ盛りに出てきて、唐突に神様的存在により世界の成り立ちや真実をむりやり開闢させられるストーリーが多いので、流行りなのかも? キャラクターは魅力的だし、読ませる文章ではあったので次回作に期待。2021/06/05