内容説明
アメリカ西太平洋上に突如出現した未知なる超空間ゲート。その向こうに広がっていたのは、妖精や魔物の棲まう異世界だった。その異世界の名は「レト・セマーニ」……それは、向こう側に棲む人々の言葉で、「人間の土地」という意味を指す。さらに、超空間ゲートと共に、西太平洋に現れた巨大な陸地。その場所はカリエアナ島・サンテレサ市と名付けられ、いまや異世界への玄関口の街として、二〇〇万を越える両世界の移民、雑多な民族や多彩な文化に溢れる、世界で最も美しく、また最も混沌とした「夢の都市」として栄えいる。魔法文明と地球文明の入り乱れる近未来都市を舞台に、異世界から来た美少女剣士ティラナとサンテレサ市警の敏腕刑事マトバのコンビが凶悪犯罪に挑む!
痛快無比のポリスアクション! 超空間ゲートの謎に迫る白熱の第二弾登場!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
42
再読。今回は中編2つといった感じでしょうか。コメディとシリアスのバランスが良いですね。マトバに認めてもらおうと頑張るティラナとそんな彼女に愛車2台を潰されるマトバの関係が面白くていいな。本当にこれドラマ化されててもおかしくない。足の引っ張り合いをしながらもなんだかんだで息の合う二人はいいコンビですね。脇を固めるキャラも存在感が強いので読んでいて楽しい。今後の伏線もあったので楽しみですね。2014/04/17
よっち
42
今回は蘇った吸血鬼の追跡劇を描いた『忙しい夜』と、周囲の味のあるキャラクター紹介も兼ねつつ、エロ本密輸捜査を描いた『10万ドルの恋人』中編二本。相変わらずの罵り合いを続ける二人ですが、クーパーSへの熱い愛は語るのに、自分にはそっけないマトバに認めてもらおうと、いじらしい努力したり、ノリノリでカーチェイスしたり、いろいろ振り回しながらも、マトバと一緒にいたい感全開のティラナが可愛い。軽妙なやりとりが面白くて、あっという間に読み終わってしまいますね。吸血鬼の語った意味深な台詞は今後の伏線になるんでしょうか。2014/04/15
いおむ
33
賀東さんは、そうそうこういうのが読みたかったという期待を裏切らない上手さがある(^^)前半はスピード感あふれるバトル。後半はコミカルで心情的でいて、ぶっとんで(笑)落ち着くとこに落ち着く…見事!2016/03/08
カザリ
26
すごいなあ、賀東さんの文章ってすげえなあ、すごいんだよ、本当。 と、読了後呟いてました。 いい映画みたわーという感想が的確だけど、もっと近いのは、CSIとかクリミナルマインドの短いエンドロール見たときの感じです。すげーなーすげーなー笑2020/01/17
まるぼろ
24
サンテレサ市警特別風紀班の刑事のケイと、正式にサンテレサ市警に赴任したファルバーニ王国の騎士、ティラナのポリスアクション第2巻です。今巻は2つのエピソードで構成されています。前半の吸血鬼の事件についてはティラナの言い分では無いですが、ニバの書…ゲートについてなど重要な事を知ってそうだっただけに後々影響が出そうな予感が…。後半のエロ本と車の話は普通にギャグめいていて面白かったですw まぁここまで読んでティラナよりケイの方が余程面倒くさい性格してるように感じますが、少しは改善して行くのか…w 次巻も期待です。2015/06/30
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