内容説明
なぜ、渋沢栄一が「新1万円札の肖像」に選ばれたのか?なぜ、渋沢栄一が「実業の神様」「日本資本主義の父」と言われるのか?その答えが、この1冊にある!渋沢は、日本初の株式会社である「商法会所」をはじめ、第一国立銀行、王子製紙、日本郵船、東京ガス、東京証券取引所、東京海上火災保険、帝国ホテル、サッポロビールなど、約500の企業設立に尽力。日本に「新しい仕組み」をつくりあげた人物だ。渋沢が唱えた「論語と算盤」――「道徳と利益」は両立する――という考え方は、いまなお、多くの企業人の生きる指針となり続けている。本書では、彼の生涯を振り返りながら、渋沢が実践した「人生繁栄の法則」をわかりやすく紹介する。「お金を稼ぐとは、どういうことか?」「働くとは、どういうことか?」渋沢のゆるぎなき信念、生きざまは、「指針なき時代」を生きる私たちに、大いなる知恵と活力を与えてくれる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コウメ
49
(;-ω-)ウーンこれはあまりよかったとは言えないかな。渋沢栄一を知るために読んでみたけど、渋沢栄一は「人」は西郷隆盛、平岡、父親、叔父「本」は論語を中心として中庸、漢書、史記。「旅」は江戸や京都の都。読んでて思ったのは渋沢栄一の物語を知るつもりで読み始めたのに、所々論語が出てきて「孔子曰く」ってでてきて、論語の本?っておもうほど出てきて集中できなかった。あと著者の愚痴だけど流行りだからなのかな?特別になにか惹き付けられるような内容ではなかった。2020/09/25
ふぇたろ
1
渋谷栄一の偉業と拠り所にした論語を絡めて半生を書いた本。 テンポよく読めるが読み応えもあり、基礎知識を得るには良い本。2020/04/03
アイマール
0
視て、観て、察する。 入ルを量りて出るをなす。 論語を忠実に守る。 激動の幕末期に、裕福な農家に生まれた栄一は、藍の生産をしながら武術、論語の勉強をし、いつしか一橋慶喜の家臣に。幕臣としてパリ万国博に随行し、ヨーロッパの経済を目の当たりにした。 そこで株式会社の仕組みを知り、生涯を民間会社設立に。2021/04/02
りょう
0
渋沢栄一は日本史で名前だけ知っていた状態だったので、実際にはどのようなことをした人なのかを知りたいと思い、この本を手に取りました。 論語と算盤も読んでみたいと思った。 「たおれてのちやむ」、「自分の身の回りのことをおさめるのが先決」、「人間を辞職するわけにはいかない」ここらへんが印象に残った。2019/10/03
きなこ丸
0
渋沢の生き方に即したエピソードが書かれた本。ダイジェスト的なので次は小説か自伝を読んで一万円札を呼び寄せようと思う。 この考え方からして渋沢ではないけどね2019/09/01