内容説明
●世界でもっとも注目されている国の意外史
ブレグジット(英EU離脱)がどのように進むかで世界中の注目を浴びているイギリス。本書は、イギリスが長期間にわたって世界経済のリーダーであり、自生的に産業革命をなしとげたことによって覇権国家となったという通説に対して、イギリスはもともと弱小国であり、産業革命ではなく、金融業によって覇権国家になり、現在もその金融力のおかげで衰退しないと論じる、従来のイギリス史のイメージを逆転させるユニークな内容。政治から経済まで様々な知られざるエピソードを交えて弱小国が大国に成り上がるまでを解明します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サトシ@朝練ファイト
22
17世紀の経済はオランダだったっけかな?イギリスはフランスの一部で・・・、昔うろ覚えていた事をひっぱり出しながら読みました。2019/10/20
スプリント
14
地の利を活かし、血の利で欧州各国と渡り合ってきたという印象のイギリスです。 EU離脱により世界からポジションにどのような変化がでるでしょうか。隆盛に向かうイメージは残念ながらありません・・・。2019/10/21
紫の煙
14
ヨーロッパの辺境、フランスの一部でしかなかったイギリスが、島国となり大航海時代を経て、覇権国家となり二度の世界大戦の後、没落。しかし、金融国家としてしぶとく生き残り、今また、ブレグジットにより新たな道へ進もうという長き過程を読んだ。確かに、英語が世界共通言語となっているのは強い。フランスとは対照的。2019/10/19
Yuki2018
6
イギリスが覇権国家だったのは、ナポレオン戦争が終わった1815年頃から、第一次世界大戦までと、以外と短い。当時から大した産業はなく、今もない。産業革命時の主役だった棉織物もインドを超えたことは無い。にも関わらず覇権国家となったのは、海運業や金融業の力によって、世界の成長がそのまま帝国の利益になる構造によるもの。今や一島国となったイギリス。既にイギリス連邦自体の必然性はなく、さらに、EU離脱に関するスコットランドやアイルランドとイングランドの方向性の違いから、バラバラになる可能性すらあるという。2019/09/07
ta_chanko
6
ケルト人の時代、アングロ・サクソン人の七王国、デーン人の北海帝国、ノルマン・コンクェスト、フランスにまたがるアンジュー帝国(プランタジネット朝)、百年戦争後の島国の時代、ピューリタン革命後の海外進出へ…。そしてスペイン・オランダ・フランスとの争いに勝利して大英帝国が繁栄。その間、産業革命がおこって「世界の工場」となったが、真の繁栄は19世紀に蒸気船の定期航路・鉄道・電信・海底ケーブルを世界中に整備したことによる「手数料資本主義」の完成後であった。2019/08/20
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