ハーレクイン 憂いの伯爵と夢の花 神々の悪戯 ＩＩＩ

著者名：アニー・バロウズ【著者名】/深山ちひろ【翻訳者名】

ハーレクイン（2019/07発売）

• ISBN：9784596585424

内容説明

不器量で一文無しで、町じゅうの笑い物。こんな私が、伯爵様に求婚されるなんて。

愛する家族を亡くし、横暴な祖父にこき使われているリジーは祖父に付き添って訪れた保養地でハリー・ブレザートンと出会う。どこか陰のある青い瞳の、優しくて魅惑的な紳士――こんなにすてきな男性が、私なんかに話しかけてくれるなんて……。夢のような出来事に戸惑いながらも彼に惹かれていくリジーだったが、噂を聞いた祖父に激怒され、田舎町の屋敷に連れ戻される。ふたたびひっそりと使用人同然の暮らしをしていたある日、リジーの前にハリー・ブレザートンが現れた。彼は信じられないことを口にした――僕はインバーセッグ伯爵で、あなたに求婚するつもりだと。

■夢うつつの喜びもつかの間、ある事件に巻き込まれたリジーは彼に求婚された理由を悟って深く傷つきます。悲しみだらけの人生の、哀れな乙女の運命は……。超人気作家アニー・バロウズの筆が冴える〈神々の悪戯〉シリーズ第3話、心とろける蠱惑のフィナーレ！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[EDAMAME]

〈神々の悪戯）Ⅲ 謎解きの最終巻なだけにサスペンさょくのほうが強いかな。ロマンスはちゃんとあるけど少なめ。 アニーバロウズ史上最も自身のないヒロインではないだろうかと思う。銀髪碧眼背が高くって美女じゃん、となるのだろうけどメガネ禁止のど近眼でドジばかり踏んでる猫背の女と周りから思われてる可哀想なヒロイン😭愛の告白も褒め言葉も素直に受け入れられずいたヒロインにヒーローが猛攻撃で説得するシーンは見ものだと思うw

2019/10/02

[キッチンタイマー]

背が高くて、不格好だと思い込んでるヒロインリジーと世界の苦しみを背負ってる大男アトラスのあだ名を持つハリーブリザートン大佐。騙されやすいと始終言われてるリジーに同情するよ。悪牧師のその後がわかり、結末にイマイチスッキリしない部分もあるけど、何しろエンディングがそこで終わるのはやっぱりバロウズなんだなー。

2019/08/08