内容説明
かつて妖精守をしていた葡萄酒醸造家の娘ルルは、神聖な山から水を汲んでくることを日課としている。そんなある日、彼女は山で倒れている不審な男を発見し駆け寄った途端、突然現れたペンギンのような巨大生物に抱き潰され、死を覚悟することに。その窮地を不審者だと思っていた幻獣学者レイヴンに救われ、彼の話を聞くことになったのだけれど……。その巨大な生物が神聖な妖精で、私を親だと思い込んでるなんて嘘でしょ!? 幻獣の親になってしまった少女と心を閉ざした幻獣学者のラブファンタジー。幻獣シリーズ第2弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みや
3
☆☆☆2020/06/30
sunzyu
0
シリーズ2作目。前作から三年後の極東の島国ジルリ・カーが舞台のお話。葡萄酒造家の娘・ルルはかつて妖精守の一族だった。朝の日課・聖山へ水を汲みにいった際に行き倒れの幻獣学者・レイヴンと巨大ペンギン擬きの幻獣幼生に出会い親だと認識され、世話することになる。トラウマを抱えた二人が交流を通して自分の人生を前向きに捉えるようになるなかで恋愛に目覚める様は正に「恋に落ちる」がピッタリ。ルルを助けるために過激な言動をするレイヴンはなかなか苛烈です。個人的には前作の方が好みですが、こちらも素敵です。次の幻獣が楽しみです 2019/10/08
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