角川文庫<br> おとっつあん 八丁堀赤鬼忠孝譚

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角川文庫
おとっつあん 八丁堀赤鬼忠孝譚

  • 著者名:小杉健治【著者】
  • 価格 ¥704(本体¥640)
  • KADOKAWA(2019/07発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041086469

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内容説明

因縁をつけられて父親を無為に殺された高井伊八郎は、加護藩からひとり、江戸に仇討ちに出てきていた。憎き仇の名は、竜崎又右衛門。長らく仇を見つけられぬまま、行き倒れた伊八郎が助けられ意識を取り戻すと、そこは多くの恵まれない生い立ちの子どもを引き取って育てている、忠孝園という施設だった。そして、忠孝園を運営する有徳の士・祐源は、話に聞いていた父の敵、又右衛門と面影がそっくりだった――果たして、祐源の正体は善人の面をかぶった極悪人なのか? 自分が祐源を斬ったら、遺された子どもたちはどうなる??様々な黒い噂も耳に入り、伊八郎は真実を突き止めるべく、祐源に近づこうとするのだが――

さまざまな人生模様が交差する人情時代ミステリ!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

155
面白いシリーズが始まりましたよ。命の恩人は稀代の悪人か有徳の人かーの帯通り、やっと見つけた父の仇は『忠孝園』で孤児の世話をする赤鬼・祐源。まずは初回、高井伊八朗が祐源を追い詰めるのだが、スッキリとした読後感で次巻が楽しみです。2019/12/17

とし

78
八丁堀赤鬼忠孝譚「おとっつあん 」1巻。祐源に関わりある伊八郎、和助、新吉それぞれの連鎖が絡み合い読み応えあるシリーズになりそうですね次巻が待ち遠し。2019/10/11

はつばあば

41
兄と二人で仇を探して7年。兄は故郷に帰り、自分は10年を区切りとして江戸中を探し疲労困憊で倒れた先は今でいう養護施設『忠孝園』の祐源が助けてくれた。「?似ている!もしや・・」人はいくらでもよい方にも変われるし悪に染まることもできる。ただ・・当事者はその人を許せるかってことですよね。祐源と同じ人助けができるか・・。伊八郎悩め!。面白そうなシリーズです2022/07/06

美月0217

18
伊八郎・・もしかして父の仇・・と思った人は・・・ 仇だと思う人が、とても良い人だったら? 仇なのかどうなのか、見定めたい気持ち・・当然だろうと思う。そしてそう仇だと思う人がいるところは今でいう孤児院みたいなところ・・ここで起こる出来事についつい入り込んでいく伊八郎・・・ 2020/02/01

藤よい

5
命の恩人が父の仇かもしれない。最後は仇であるかどうか分かります。 シリーズのようなので次巻も楽しみです。2019/09/15

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