内容説明
女性特別機動隊に勤務している南谷結月巡査は、向島教官から、大迫警視長との飲み会に参加するよう指示される。待ち合わせ場所にはもう一人、座間味くんと呼ばれるハイジャック事件の英雄も彼女を待っていた。(「女性警察官の嗅覚」) 座間味くんが語る真相で事件の本質を知り、結月は視野を広げ、警察官として成長していく。超絶推理を楽しめる傑作小説集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
hnzwd
32
座間味くんシリーズ。居酒屋で相談を受けながら意外な真相にたどり着く、という前作のテンプレートは踏襲しながら、今作では若手女性警官の成長も見られるという。。物事を一面から見て、思い込みで判断してしまうというのは怖い。自分も気をつけよう、と思わされました。2019/06/15
香翠
28
久しぶりだったけれど「座間味くん」は冷静で鋭かった。2019/06/06
涼
27
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2019/09/post-681d46.html2019/09/04
マッちゃま
26
どんでん返し、正と負の逆転、ひっくり返すストーリー展開…まあ〜これらはミステリ読みの好きな言葉かと思います。本書は座間味くんシリーズの短編集。警視長が話す過去に起きた解決済みの事件。教訓になればと想い部下に聴かせると座間味くんが隠されていた真実から事件の違う一面や周囲の評価とは逆の面がある事も告げる定型化したミステリ。今回も安定安心のクオリティで楽しめました。細かい設定に拘る方は「月の扉」からどうぞ。拘らない方は本作からでも大丈夫じゃないかなあって思います。2019/05/24
桜
24
座間味君シリーズ。警察の特別機動隊勤務、結月の目線で書かれた7編。新人、女性、むこうみずな結月でも、知らない民間人(座間味君)とトップ3の大迫さんに挟まれての会食はツラかろう(^~^;)ゞ それでも過去の事件に新たな視点を加える何時ものスタイルの中、飲み込み、消化し、自分の成長に変えていく結月が微笑ましい。 タイ風しゃぶしゃぶが気になる!2023/01/18




