内容説明
高校生になった滝本望は変わらず祖母と神楽坂でふたり暮らしをしている。芸者時代の名前からお蔦さんと呼ばれる祖母は、気が強いし面倒くさがりだけれど、ご近所衆から頼られる人気者だ。そのお蔦さんが踊りの稽古をみている、若手芸妓・都姐さんが寿退職することになった。幸せな時期のはずなのに、「これ以上迷惑はかけられないし」と都姐さんの表情は冴えなくて……(「みやこさわぎ」)。情緒と歴史が残る街・神楽坂を騒がす事件をお蔦さんが痛快に解決していく! 人情と粋、望が作る美味しい料理がたっぷり味わえる、大好評シリーズ第3弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
papako
71
神楽坂お蔦さん3冊目。前作からずいぶん空いたし、再読した方がいいか?とか、悩んだけどぽんぽこさんのレビューで、とりあえず読んでみました。自分の記憶を褒めてあげたい!ほぼ登場人物も事件も記憶にあり、問題なく楽しめました。ただ、このシリーズのピリ辛具合が楽しみだったのに、この巻は高校生になった望が中心で、あっさり甘めでしたね。なんか青春小説で、ちょっと肩透かしかな。確か2巻の文庫と3巻の単行本が同時期でしたが。次あるのかしら?2019/08/02
優希
64
面白かったです。情緒と歴史が残る街の人情とそれに絡む事件が見事に解決されていくのが小気味良かったです。短編集でほのぼの系の物語が多い気がしました。連続テレビ小説のような色合いも見せています。望くんの料理も美味しそうでダイエット決意の心が揺らいでしまいます。2020/11/03
らび
34
粋のいい神楽坂の元芸者お蔦さんにはミステリーよりやっぱり人情が似合います。みやこさわぎ・・なるほど~そういうことでしたか。それ以外のどの話も面白かったです。望くんのご飯も美味しそうだし祖父、父と男の台所!素晴らしい(ウラヤマシイ)2021/08/31
ゴルフ72
29
江戸情緒が残る神楽坂、望クンは高校生になっていますが、料理の腕は相変わらず、食べたいと思うくらいです。今回もお蔦さんの冴える推理が良い!シリーズもこれで終わるんでしょうか?西條先生・・・もう少し読んでみたいんです。2023/03/31
ぶんぶん
29
【図書館】久しぶりに「お蔦」さんに会った、相変わらずのべらんめえ調が、懐かしい。 「神楽坂シリーズ」の三作目、高校生になった望とお蔦さんは神楽坂のトラブルで忙しい。 この雰囲気が神楽坂っぽくて良い、人情が溢れていると言った雰囲気、それでいて妙に暑苦しくない、付かず離れずと言った感じ。 粋ですな~望もそろそろ大人の階段を上りつつある、お蔦さんの登場シーンが少ないのはご愛嬌。 望の成長を描く物語になりそう、それはまた神楽坂から離れてしまうのか。 ちょっと淋しい様な・・・ 続きもありそうなので、又読んで見よう。2022/06/01
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