講談社文芸文庫<br> 異邦の香り ネルヴァル『東方紀行』論

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講談社文芸文庫
異邦の香り ネルヴァル『東方紀行』論

  • 著者名:野崎歓【著】
  • 価格 ¥2,508(本体¥2,280)
  • 講談社(2019/07発売)
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  • ISBN:9784065166765

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内容説明

ウィーン、カイロ、シリアを経てコンスタンチノープルへ。『東方紀行』は異国への憧憬と幻想に彩られながら、オリエンタリズムの批判者サイードにさえ愛された、遊歩者(フラヌール)ネルヴァルの面目躍如たる旅行記であった。四十代で縊死、時を経てプルースト、ブルトンらにより再評価された十九世紀ロマン派詩人ネルヴァルの魅力をみずみずしい筆致で描く傑作評論。読売文学賞(研究・翻訳賞)受賞作。巻末に、東京大学文学部での最終講義「ネルヴァルと夢の書物」を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

114
ネルヴァル本人の『東方紀行』は未読。野崎氏による『ネルヴァル作東方紀行についての考察』。受ける印象は、東方のフェニミスムの神秘礼賛紀行的要素が強い。東方とは、フランスからみた東であり、ドイツ、オーストリアから始まり、トルコからシリア等の中近東まで。金髪の醸し出す美、布を纏った女性の魅惑、神を祭る祭式の神秘性。エキゾチックなエロシズム。ほぼ同時代の作家たち、バルザック、アポリネールなどとの対比にも頷くが、本質はまさにセンチメンタルジャーニー。男性の共感力があった方がこの世界に浸りやすいと思う。2019/10/22

刳森伸一

2
小ロマン主義作家ネルヴァルの旅行記『東方紀行』の評論。サイードが辛辣に批判するオリエンタリズムの最たるもののように思われる『東方紀行』が実はバランス感覚の取れた西洋批判の書でもあることを明らかにしつつ、ネルヴァルの興味と志向がどこにあったのかを追跡していくことで、『東方紀行』から豊かな世界像を抜き出していく様に掴まれた。専門的な評論でありながら、私のような素人が読んでも面白く、そしてなにより『東方紀行』が読みたくなる快著。2019/12/13

shrzr

0
ネルヴァルの頼りない魅力を描き出す。一年以上積ん読だったが、山陽本線を東に向かうのをきっかけに読み始め、ひとおもいに読了。2021/08/09

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