内容説明
厳しい環境下でもタフに成長する雑草。
生き残るための作戦は驚きの連続!
*化学物質を出し、ライバルを弱らせる
*土壌の細菌類にべったり頼るラン
*くさい花でコバエを誘って受粉を託す
*つるが伸びて土に潜る
*すき間にみっちり根を張る
*地中に何百個もの球根をつくる
*耕されるほど元気になる
*一年草と多年草を使い分ける
もの言わぬ雑草が持つ、それぞれの個性。
親近感が湧き、観察に出かけたくなること間違いなし!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
30
オールカラーなうえ、説明がとても楽しい雑草の雑学本です。個人的には外来種がきちんと表示されている部分もありがたかったです。海外で大活躍している日本の雑草の話も結構面白いかな。先日友人からヨーロッパでイタドリが大問題なんだと聞きました。不思議だな、植物環境。2021/10/11
トムトム
30
すごすぎた!面白かったです。野生の植物の生態を知ることで、自宅の植物たちの管理のヒントになりました。関係ないけれどショックだったのが、ザゼンソウの英名がスカンクキャベツ。「エルマーのぼうけん」に出てくる竜の大好物がスカンクキャベツなのですが、架空のものだと思っていたので「どんな味だろう♪」と妄想していたのですが、ザゼンソウ…。そして絵本の挿し絵のスカンクキャベツも、確かにザゼンソウの絵。知ってる人は見てごらんなさい(*^_^*)2021/09/20
パンダプー
16
すごすぎるってほどではないけれど、面白い。もっと辞典的な使い方をできると思っていたので、ちょっとガッカリ。わたしが知りたかった犬ハコベについては記載なかった。でも、この手のシリーズはもれなく楽しい!2019/06/04
Mimi Ichinohe
5
本屋さんのエンドで平積みしてあった本です。著者の岩槻秀明さんは「わぴちゃん」という名前でテレビでも時々見かける親しみの感じられる方。図鑑みたいな表紙で可愛いと思いきや、読んでみると意外にも専門的でした。私は一番好きな形が「ロゼッタ」(草が葉を放射線状に広げて土にぺたっとついている形態)なんだけど、それが「ローゼ(薔薇)」に由来しているって知ってますます好きになりました。雑草たちのさりげなくこっそりとしたしたたかさ、すごいな。2020/05/23
みやび
3
植物は生きる事しか考えない。いかに多く子孫を残すか、長く繁栄するか。その生き残る工夫はすごく巧妙でユニーク。そうやって一生懸命生きている植物達を人間の都合で元いた場所から動かしたり、増やしたり。結果、増えすぎて外来種となり駆除対象に。どんな天気の日にも道端にたくましく生えている雑草を見たらもう頭が上がりません。2019/10/20
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