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内容説明
“私はもう一人じゃない”――上司の堂林からのセクハラで、心の傷を負い会社を辞めた山口さつき。女性支援団体「ウィメンズ・ユニオン」の強力な仲間たちからサポートを得て、労災認定を受けるために再び闘う決心をする。しかし、セクハラを訴えられた堂林はどこまでも威圧的な態度で事件をなかったことにしようとする。世間の逆風も厳しくて…? さつきの“さけび”は届くのか!? 伝説の大人気シリーズ“大人編”第2弾!セクハラ・パワハラ編、完結!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
15
2巻では、反撃開始。孤立無援の状態でセクハラ被害の後遺症に苦しんできた主人公は、ウィメンズ・テラスの支援を得て、セクハラによる労災認定申請をする。労基が母親に聴取すると知って、主人公は動揺し過呼吸に。<家族に性被害を知られたくないのは、被害者の多くが持つ感情である。被害者が労災を申請するにあたって「家族への聴取」は高いハードルになる>。その通りです。しかし、2007年当時、労災認定申請の道は険しかった。主人公は諦めずに叫び続け、2010年。国を相手に、セクハラでは全国初の行政訴訟を起こす。結果、全面勝利!2019/12/11
tban
1
さけびの届く社会 審判によって、必ずしも正義がなされるとは限らない。 絶望に近い状態でふりしぼられる、叫びの重みはいかほどだろう。 これをフィクションと言ってしまうのはたやすいが、 そう思わせないリアリティに満ちている。力作でした。2019/07/16