内容説明
新宿に巣食う闇の存在に、いち早く気づいた少年たち。特殊能力を持つ彼らは、それを駆使し闇に対抗していた。――戦いの中、光のリーダー・リュウトと、闇のリーダー・カナンは出会った。彼らは急速に惹かれあい、互いをかけがいのない存在へと変えていった。その結果、カナンは闇に戻ることを拒み、リュウトのもとに留まる。だが、闇である彼の存在は、光の者に不審を抱かせることに…!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カナン
14
片や光を司る者。片や闇を司る者。平行線のまま決して交わってはならない双方が互いに惹かれた瞬間に世の全ては崩壊へと向かう。「愛してはならない」という言葉だけで断ち切れたなら心はどれだけ楽だろう。傷ついても失っても互いの愛だけは迷うことなく相手へと向かって加速する。わかっている。わかっている。けれどこれほどの恋しさを愛しさを、葬る術など何処にもありはしない。死んだって食われたって愛してる。憎しみも本能も含めて愛してる。裁けるなら裁いて欲しい。世界より命より大切な相手と恋に落ちた二人の少年の最期のエスケープ。2013/09/08
柚桜
3
BLは苦手だけどストーリーで読ませた。2007/09/23