新潮新書<br> フィンランドの教育はなぜ世界一なのか(新潮新書)

個数:1
紙書籍版価格
¥902
  • 電子書籍
  • Reader
  • 特価

新潮新書
フィンランドの教育はなぜ世界一なのか(新潮新書)

  • 著者名:岩竹美加子【著】
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • 特価 ¥600(本体¥546)
  • 新潮社(2019/06発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106108174

ファイル: /

内容説明

人口約五五〇万人、小国ながらもPISA(一五歳児童の学習到達度国際比較)で、多分野において一位を獲得、近年は幸福度も世界一となったフィンランド。その教育を我が子に受けさせてみたら、入学式も、運動会も、テストも、制服も、部活も、偏差値もなかった。小学校から大学まで無償、シンプルで合理的な制度、人生観を育む独特の授業……AI時代に対応した理想的な教育の姿を示す。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えちぜんや よーた

104
筆者の個人的な経験に基づきフィンランドで行われている教育が大変優れていることはわかった。といってその教育を「世界一」というのはどうかと思う。教育に対して国民の税金が投入されていることはフィンランドも日本も同じ。そのかかったコストに対してリターンは何か、どれぐらい達成できているのか、日本を含めて他国との比較がない。もちろん教師同士のいじめが横行したり、やたらと私的支出が多い日本の教育を良いとはまったく思わない。ただこの内容では「日本尾張守、フィンランド出羽守の本」と言われても仕方がないのではないか。 2020/06/21

佐島楓

81
ここまで詳細にルポしながら、なぜフィンランドの高い税率に触れないのかは謎。周知の事実だからだろうか? でも税率が高くても、実際に目に見える形で国民に還元していれば不満も少なくなるのは事実。日本はカネの問題で可視化できない(していない)部分が多すぎる。2019/06/17

trazom

64
日本とフィンランドで子育てをした著者の体験に基づく一冊。入学式がない、受験がない、一斉卒業・一斉就職がないなどが紹介されるが、「なぜ世界一なのか」に迫る論考には至らず、不満の残る読後感。むしろ、日本の教育に対する著者の指摘が面白い。「登校・下校という言葉は、学校が上にあるとの潜在意識」「学習指導要領には、「履修させる」「理解させる」などの使役動詞が満載。自主学習ではなく、教育は、国が下々の者に与えるものという発想」「学位が重要なのに、日本では有名大学を出たのが高学歴。学歴社会ではなく学名社会」…なるほど。2019/08/06

まりお

50
フィンランド式勉強方法を教える。というよりは、子供の教育の方針や進路の選択について分かる本。著者が子供をフィンランドの学校に行かせた「親」なので、親目線での話になる。日本の学校にも通わせていた時期もあり、日本と比較する場面もある。学校と親の関係、道徳の授業、いじめ、性教育、兵役義務を題材としている。2020/03/07

youmar Jr.

43
なぜフィンランドの教育は、世界一なのか? 人生観をおしえる。 親は、学校に介入してこない。 道徳をちゃんとおしえる つまりいじめについて。 そしてフィンランドの教育は世界一の理由は、 納税者を増やしていくためだと感じた。 納税者を増やすためには、働く人を増やさなければならない。働くためには、働ける能力を身につけなければならない。その能力を身につけるために、フィンランドは、世界一の教育をしているのだ^_^ 2020/08/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13891991
  • ご注意事項