内容説明
激変する東ヨーロッパとソ連。世界が新しい時代に向かって脱皮を続けているときに、この国にはそのような動きがまるで見られず、逆に退行現象が目立つようである。日本はいま、歴史的に最も大きな繁栄を享受しているが、どうもこの繁栄はあまり長続きしそうもない。歴史の大転換期に何が問われているか? 新視点で歴史的大転換期をむかえた世界をえぐる名著!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
nobody
7
立花隆は情報が濃い。また誰もが避ける所も小賢しくスルーしない。「主体的意思決定が可能であるのに、軍部に引きずられてそれができなかったという天皇には、引きずられるがままになっていた責任がある。軍部に対して神聖不可侵の統帥権を持っていた天皇には、そのような軍部をそのままにしておいた責任がある。責任ある立場の人間は、主体的な行動を何も取らなければ、責任が何も生じないというものではない。たとえロボットのごとく他者に命ぜられるがままに行動していようと、責任者には責任があるのである。(略)責任ある立場にある者は、問題2025/07/22
びーちゃん
0
評価22010/11/11




