集英社コバルト文庫<br> 夜の虹

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集英社コバルト文庫
夜の虹

  • ISBN:9784086013543

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内容説明

19世紀帝政ロシア。父の死をきっかけにある能力に目覚めた少女オリガは、早春の公園で見たくないものを見てしまう。止むをえず少年の失踪事件捜査に関わるのだが、行く先々に現れるいわくつきの副署長ロジオンに、腹が立つやら調子を狂わせられるやら。しかもこの副署長、女性問題で地区警察に左遷されてきたという噂…。秘密を抱えて奔走するオリガに、いたずらな春の風が吹き始める…!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

綾瀬ちかこ

11
帝政ロシアが舞台のミステリー…ファンタジー? ファンタジー作品はヨーロッパでもイギリスが舞台の作品が多いような印象なのでなかなか新鮮。主要な登場人物を除くと似たような名前が多くて紛らわしい。でも、いわゆる本当に悪い人があまりいなくて安心して読めました。三角関係と思いきや、恋愛要素が少なめな感じですね。2012/08/23

meg

11
毛利さんの作品ということで発売日に購入していましたが、数ページ読んで「これはじっくり腰を据えて読まなければ!」と思い読書の楽しみを大切にとっていました。そして二巻も出て中を見ると挿絵が無い!これは相当読ませるな!と意気込んでワクワクしながら読みました。危険を顧みない行動派のオリガと、何故か会ってしまう警察署副署長ロジオンの共同戦線はもちろん、私たち日本人にはなじみの薄い帝政ロシアの暮らしぶりも「そうなんだ~」とすんなり頭に入ってきます。生活や食物の描写が丁寧なのでロシア文学を読む時の想像も膨らみます。2010/07/28

透馬なごみ

8
著者の作品のイラスト、増田氏が多いですね。今のところ、読破した作品全て増田氏な気がします。主人公・オリガは「死んだ人の最後の時を見ることができる能力」を持っているのですが、私なら耐えられません…なんで他人の死んだ時を見なきゃならんのでしょうか、怖い。最初はちょっと文章に馴染めなく、ハテナがたくさん頭にあったのですが読み進めて行くうちに整理できました。レオニードが思ってた以上に悪い人じゃなくて好感度上がりまくりです。ロジオンの立ち位置が未だによくわかっておりません。2015/05/05

砂布巾。

5
ピロシキが美味しそうすぎてなぜかカレーパンを二日連続で買ってしまった。ロシア料理たべたい。ヒロインの能力が不気味でおもしろかった。話は雑然としてた。2010/12/07

ジョン・ワン次郎

5
期待通り面白かったです。三者三様の男性陣の書き方が上手い。2010/08/20

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