角川文庫<br> 蟻の菜園 ‐アントガーデン‐

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紙書籍版価格 ¥836
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角川文庫
蟻の菜園 ‐アントガーデン‐

  • 著者名:柚月裕子【著者】
  • 価格 ¥836(本体¥760)
  • KADOKAWA(2019/06発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041066614

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内容説明

結婚詐欺容疑で介護士の冬香が逮捕された。婚活サイトで知り合った複数の男性が亡くなっていたのだ。美貌の冬香に関心を抱いたライターの由美が事件を追うと、冬香の意外な過去と素顔が明らかになり……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のり

187
結婚詐欺・殺人の容疑がかかった女に興味を抱いたフリージャーナリストが足跡を辿る。容疑者には完全なるアリバイがあったが、協力者の助言や引っ掛かりを元に解明の糸口を見つける。それは鬼畜の犠牲者達。あまりにも痛々しい。善意で行った事も悪意の下ではマイナスに傾く。児童養護施設も経過観察はしなかったのか?無戸籍児という扱いだけでも許される行為ではない。姉妹の絆は本物だが、それすら方向性を失った悲しすぎる事実。2020/04/12

mariya926

154
カドフェス2019にあったので読んでみました♪柚月裕子さんの本を読み終わると何かやり終えた気になるんですよね(笑)今回は結婚詐欺殺人事件で逮捕された美人の記事を書くためにライターの由美調べ始めます。最初はライターがここまで調べに来たら加害者や被害者の周りの人は本当に大変だなと思いつつ読んでいましたが、過去に触れ始めてからは一気読みでした。今の時代だったら戸籍法とかあるので難しかったはずのミステリーですが上手いです。読者にもバレないように上手いこと持っていくのがさすが柚月さんだと思います。2019/09/24

りゅう☆

119
結婚詐欺容疑と複数男性殺害に関与の疑いで逮捕された冬香。この事件の真実を追求するライター由美。一方、北陸で12歳の姉が父を刺し行方不明に。その車中から妹が発見。この姉妹は父から虐待を受け続けた無戸籍児。妹の心の支えは姉だけなのに。12歳の時に妹と出会った私とは一体誰?そして姉妹への虐待の日々が描かれた四章は読むのが本当に苦しかった。最低極まりないクソ親父。てめーなんて死んじまえ!と何度心の中で叫んだか。過去と現在、交互に物語が進む。そして微かな繋がりが見えた北陸と冬香。坂を転がり落ちるような事件の真相に→2020/08/05

小説を最初に書いた人にありがとう

110
ここ数年で一番面白かった。柚月裕子作品は好きだがその中でも一番楽しめた。ミステリーとしても絶品、そこに児童虐待やギャンブル依存、マスコミの存在意義など現代の問題点が自然に織り込まれている。結婚詐欺と殺人容疑で逮捕された円藤冬香に関心を持った週刊誌ライターが真実を追う展開。鍵は20年以上前の北陸と言うキーワードのみ。調べていくうちにわかる過去。凄絶な虐待を受けていた姉妹と冬香の関係は?途中からはページをめくる手が止まらず。家のある駅に着いてもホームのベンチで読了を迎えた作品。映画化して欲しい。いや、すべき。2019/11/03

chimako

102
旅先で購入した1冊。新幹線の中で、ランチの待ち時間に、先が気になって眠い目を擦りながら読み終える。悲しいなぁ。親の虐待の末にもう一人の人格を作り上げる妹、戸籍を操作して生き延びた姉。我が子の戸籍も作らず当たり前のように凌辱する人でなしの父親にはひどいバチが当たれば良いと願うような読書。何重にも張られた伏線をフリーライターと記者が根気よく手繰って行く過程は興味深く読み手を飽きさせない。人殺しは罪である。人を傷つけるのも罪である。それでもあの姉妹にささやかな安堵の日々を願う。あんな子どもたちが出ない事を願う。2019/06/29

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