内容説明
「詩」に「まちがい」はありません。何でも感じたことを言葉にしてみよう! 先生に、お父さんやお母さんに、飼っている犬に、大きな声で話しかけてみよう。そこから「詩」がはじまるのです―ー。著者・灰谷健次郎の17年間の教師生活の結晶! 子どもたちのみずみずしい言葉が、大人の常識を確実に引っくり返してくれます。灰谷文学の原点となった伝説の名著、遂に電子化。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
71
17年間の教師生活の全てと言っても良いでしょう。子供たちの詩に自分自身が話しかけるように語るのが印象的です。子供たちの言葉はみずみずしくて心にスッと入ってきました。それは大人の価値観を変えるような言葉の数々がきらめいていたと言ってもいいでしょう。感じたことを言葉にする純粋さも魅力です。2019/12/01
優希
39
子供の書くものって面白いなと感じます。純粋で嘘のない言葉だからこそ素直に心に入ってくるからでしょう。著者が教師生活の集大成として、受け持ってきた子供たちの声を集めたこの本は大人の価値観を変えるようなきらめく言葉の数々でした。子供の瑞々しい感性が忘れていた大切な何かを思い出させてくれます。童心にかえることができました。2014/07/23
魚京童!
17
灰谷さんは良い人だ。感性が面白いと思う。あんまり読んだことないけど。読んだことないなら書くなって話だけど、読まずに感想を言う会だからしょうがないよね。でも独特の立ち位置におられて、それはそれで、それなんだけど、結局なんとなくもやもやしているから置いておこうと思う。すべてを書き切れるほど鋭くないのだ。であるならば、書けるまでおいておこう。そうすれば、何かきっと変わるかもしれないし変わらないかもしれない。2019/03/10
扉のこちら側
16
1995年頃に単行本で初読。同年代の子どもの書いた作文がこうして書籍化されるというのに非常に驚いて、そして自分も頑張ろうと作文や日記を熱心に書いたのを覚えている。2005/07/04
うき
6
ありのままの子供の心っていいな。2015/10/21