子ども格差の経済学―「塾、習い事」に行ける子・行けない子

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子ども格差の経済学―「塾、習い事」に行ける子・行けない子

  • 著者名:橘木俊詔【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 東洋経済新報社(2017/06発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784492314999

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内容説明

塾通いでどのくらい差がつくのか?
ピアノ、サッカーといった習い事にはどんな効果があるのか?
日本の子どもたちはどんな塾・習い事に通い、いくらお金をかけているのか?
なぜ日本の中学生の約半数が塾通いをしているのか?
スポーツや芸術でプロの道に進むための条件は何か?
子どもが習い事をやめたいと言ったらどうすべきか?
なぜ幼児期の教育が大切なのか?

格差研究の第一人者によるが、塾と習い事が生む格差を徹底分析。
最新のデータと研究結果から、親と社会ができることを提言する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒデミン@もも

32
後半、親ができること社会ができることご参考になった。時代はどんどん変わる、教育問題も。しかし、取り残される子どもたちがいないように、みんなで見守れる社会で。2017/08/02

田中峰和

9
フランスのブルデューが「ディスタンクシオン」で30年も前に唱えた社会的再生産を、日本の統計資料で証明する本。裕福な家庭の子は進学で有利なだけでなく、親の文化資本を相続し、高学歴になり高収入になる。それが子から孫へ継承されるのは旧知の事実。表向きは平等を唱えながらも、身分制度は確かに存在する。遊びたい盛りの子どもは、放課後自主的に勉強したくない。親の資本で塾へ行ける子と行けない子。授業外の学習時間に差が出る。職業選択は自由でも幼少期から運命は決まっているようだ。政治家の世襲を容認するのは当然の結果なのだ。2019/06/07

まゆまゆ

8
教育は社会よりも個人に還元されるという考えが蔓延している日本では、教育費用は家庭が負担するべきという考えの方が主流派である。そんななか、塾や習い事などの学校外教育は私的になされたとしても、学校での教育は公的になされるべき、という主張。学校が信頼できないから塾に行かせるというのが都会派で、行かない子との学力格差は広がるばかり、とデータで明らかになったところで、その解決策が塾の役割を薄めていって学校で学力をつけよう……というのはどうなのか……2017/08/31

シン

8
最初の方はなかなか良いかなと思ったが、 中盤くらいからなんともいえない内容に。 幅広いテーマが扱われているが、 一つ一つの内容は薄く、 タイトルと違うなと感じるところも多かった印象。 またエビデンス系はけっこうしっかりしているが、 否定意見出そうな自分の主張のところに限ってそれがない感じ。 いいなと思うところもあるが、 うーんどうなんだろ思うところの方が多々ある印象。 2017/07/26

犬養三千代

7
生まれてくる子は親を選べないということ。幼い時からお塾に行ける子。数字で見せられるとははぁと思う。AIでその子の学力に応じた教えがあったとしても家庭環境は変えられない。2019/11/17

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