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内容説明
死者が自らの供養のために寺で経をあげる「いつもよくあること」、理不尽な離縁を恨んで死んだ妻の亡霊に恐怖する「女の死体にまたがった男」、散文詩の頂点を示す一幅の絵画のような「蓬莱」、円朝の同題の人情噺としても有名な「牡丹燈籠」、人間が異界の女たちの魔性の美しさに幻惑されていく「泉の乙女」「鳥妻」、死をも超越した人間の信と義を描く「顔真卿の帰還」、深刻な幼年期の恐怖体験を綴るハーン文学の原点ともいえる「私の守護天使」――アメリカから日本時代に至るまで、人間の心や魂、自然との共生をめぐる、ハーン一流の美意識と倫理観に彩られた代表的作品三十七篇を精選。詩情豊かな訳で読む新編第二弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
84
小泉八雲の怪談の第2集です。最初の巻ではかなり有名なものが多かったのですが、ここでは今までに読んだことのない生霊的な話やご自分が経験した自伝的な作品が多く含まれています。以前からかなり不可思議なものにひかれていたことがよくわかります。それにしても日本のこのような話を日本人以上によく収集したものだと感じます。夢枕さんの陰陽師が好みのわたしには楽しい本でした。2022/10/30
スイ
15
ハーンの日本の怪談はあちこちで触れる機会があったが、中国やインドなど他の国々の再話や、自身についての随筆は初めて読んだ。 一番ぞっとしたのは随筆だった…。 ハーンにというか、人間に対して。2021/05/10
山田
5
浦島太郎の原文や牡丹燈篭など古典怪談から始まり、インドをはじめとする南方の国の伝説や神話がたくさん掲載されており、読んでて楽しかった。 ただ、難しい発音の神様や国の名前が多く、読み終えるのに時間がかかってしまった。2020/07/10
深川拓
3
電子書籍にて読了。ちくま文庫にて刊行されていた単行本を再編した怪談集の続篇。日本の、と言いつつ今回は海外の怪異譚や、怪談以外の随筆も多い。しかし、それゆえに前巻よりもハーンの価値観や精神世界をより深く垣間見ることが出来る。飼い猫の姿を軸に綴った“玉の物語”など、その思想とともに生活の様子も窺える。2022/06/19
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