内容説明
ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)が見出した美しい日本の怪談集。耳無し芳一、雪女、ちんちん小袴など、ハーンの代表作を詩情豊かな新訳で収録します。ハーンによる再話文学の世界を探求する決定版!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
97
小泉八雲が収集した日本の怪談や妖怪の話を2冊にまとめてくれたもので読んでいて昔を思い出しました。というのは中学の頃に副読本で英語の八雲の怪談を収集したものを読まされた覚えがあるからです。「むじな」や「耳なし芳一」などです。雨月物語などで読んだ覚えのある話もありました。角川ソフィア文庫でまとめてくれているのでほとんど読めます。2022/10/20
ポチ
61
おどろおどろしく無く、切なく哀しい話が多い。有名な「雪女」や「耳なし芳一」もあり懐かしく感じた。ただ、「因果話」「破られた約束」は女の業の凄さというか、怖かった。朗読や読み聞かせにも良いとあったが、今の暑い時期にぴったりかも。2017/08/06
がらくたどん
53
定番の『骨董』『怪談』に『日本の面影』(エッセイ)、子供向けの『日本のおとぎ話集』等々から満遍なく集めた42編をテーマ分けした八雲を俯瞰できる一冊。私はすごくお世話になったし「あとがき」の「ハーンの怪談ハンティングの旅」もとても楽しいので良書なんでは?中でも気に入っているのが第6章の「妖怪のうた」。狐火から始まり妖怪本体だけでなく妖怪が出現させる怪奇現象も含む14項目がなんと八雲の自筆イラストを添えて楽しめるのです。「逆さ柱」の絵とかマジ怖い♪今回は絵本『因果ばなし』のテキスト確認のために取り出しました♪2025/11/18
saga
33
2011年に『小泉八雲集』を読了。あれから10数年が経ち、八雲を題材にした朝ドラが放映され、偶然寄った大型書店で本書を発見。続編と併せて購入。日本各地の多くの怪異譚が収録されており満足。巻末資料の略歴を見ると、八雲の名の由来となった神話の里・島根に滞在したのが約1年と知って驚いた。最終章の「妖怪のうた」は『狂歌百物語』を八雲が解説したものだが、彼自筆の挿絵が添えられているのも良かった。2026/08/22
テツ
26
小泉八雲が収集&編集した日本の怪談。怪談というより怪異譚かな。幼い頃から聞かされた物語は成長した後も本人の道徳規範や人生観に何らかの影響を与えるんだろう。八雲が生きていた時代のようにSNSなど影も形もなく他の存在との交流が薄い時代ならばなおさら。などと考えながら読んでいましたが、そんな理屈とかどうでもよくなるくらいに『むじな』や『雪女』は面白いな。あらすじなんて当然知っているのに面白い。『むじな』ってあのラストの続きはどうなるんでしょうね。怪異と出会して暗闇に残された男は正気を保っていられたんだろうか。2020/02/03
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