メゾン文庫<br> まほろば温泉繁盛記

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メゾン文庫
まほろば温泉繁盛記

  • ISBN:9784758091800

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内容説明

仕事を辞めて親友の元へ身を寄せるため、岩手県盛岡市行きの電車に乗ったあさひ。だが電車はいつの間にか「まほろば温泉駅」という存在しないはずの駅に到着してしまう。聞けば、ここは命を落とした人々が現世の心残りを洗い流すため、山の姫神が開いた温泉郷だという。戸惑うあさひに、電車の運行と宿を管理する湯守の少年が仕事を手伝うように促す。姫神の眷属の霊狐・白夜や湯守に見守られながら客をもてなすうち、あさひは切ない真実にたどり着く。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あーさん☆転スラ·薬屋·本好き·魔導具師ダリヤ続々アニメ最高です!!(⁠≧⁠▽⁠≦⁠)

79
岩手県盛岡市を舞台に、本書の相沢羽衣氏の考案と先行にした宮沢賢治・柳田国夫・田中康弘を混ぜ混ぜした本。自分は宮沢賢治童話集とあやかしを混ぜた感じがした。2019/08/12

佐島楓

63
主人公が現世への執着が薄いように感じてしまって、とても悲しかった。ただこんなクッション的な世界があってもいいだろう。2019/06/15

スイBLスキー

12
たまに話がはしょられ過ぎ感があって、ん?んんー?ってなったけど、やはり知ってる地名が出てくるのは嬉しい。いろいろな事情で、その山でなくなった人達が「あわい」にある温泉で傷を癒し、腹を満たして幽世へ。きっと安らかな顔してるだろうな。ひっつみと味噌焼おにぎり、私も大好き。2019/10/15

myon

6
舞台が大沢温泉をモチーフに、と紹介されていた小説だったけど、読んだら「銀河鉄道の夜」と「注文の多い料理店」と「遠野物語」がチラチラ見えるお話でした。 隠れているのでは無く、チラチラ見える。 「千と千尋の神隠し」も感じたし、他にも思い出せてない何か懐かしい物語が他にも垣間見えた。 色んな要素が相まって、不思議の雰囲気を演出されていたのかな。大沢温泉を舞台に、と聞いていたけど、読んでいて頭に浮かんだのは、同じ市内の台温泉の方の旅館。 常にしっとりとした空気を纏った山の中の表現はリアリティあった。2020/06/06

わぴねむ

6
表紙がキレイだなぁ。オコゼくんが見当たらないのが残念。死にまつわるお話なので、どうしても切なく悲しい。けどそれでも、ほんわり心が温まる2019/08/20

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