内容説明
入門者，初心者にもわかる核医学検査の基礎の基礎
核医学検査の重要な内容を網羅し、臨床現場ですぐに役立つテキストです。
１）画像解剖の知識を身につける（CT、MR画像との対比と解剖学的名称）
２）臨床実習前の必要不可欠な知識の確認 (OSCEの概念を導入)
３）携帯性に富み、視覚的に理解できる工夫（検査のフロー、対比表など）
４）臨床画像の正常像と病態像との対比
目次
第1章 核医学検査の基礎
1.1 核医学の基礎
1.1.1 放射線物理学と放射化学
1.1.2 放射線計測学
1.2 核医学検査装置
1.2.1 検査機器の技術
1.3 放射線管理
1.3.1 核医学検査と放射線被ばく
1.3.2 小児核医学検査
1.3.3 核医学検査とリスクマネジメント
1.3.4 放射線管理
1.4 接遇
1.4.1 核医学検査を受ける患者のケア
OSCEに必要な知識
第2章 核医学検査
2.1 脳神経系
2.1.1 脳血流シンチグラフィ
2.1.2 脳血流定量測定
2.1.3 統計画像解析
2.1.4 脳受容体シンチグラフィ
2.1.5 ドパミントランスポーターシンチグラフィ
2.1.6 心筋交感神経シンチグラフィ
2.1.7 脳槽シンチグラフィ
OSCEに必要な知識
2.2 内分泌系
2.2.1 甲状腺シンチグラフィ
2.2.2 副甲状腺シンチグラフィ
2.2.3 副腎皮質シンチグラフィ
2.2.4 副腎髄質シンチグラフィ
OSCEに必要な知識
2.3 呼吸器系
2.3.1 肺血流シンチグラフィ
2.3.2 肺換気シンチグラフィ
OSCEに必要な知識
2.4 循環器系
2.4.1 心筋血流シンチグラフィ
2.4.2 心筋脂肪酸代謝シンチグラフィ
2.4.3 心筋交感神経シンチグラフィ
2.4.4 心筋梗塞シンチグラフィ
OSCEに必要な知識
2.5 消化器系
2.5.1 肝受容体シンチグラフィ
2.5.2 肝胆道シンチグラフィ
2.5.3 消化管出血シンチグラフィ
2.5.4 唾液腺シンチグラフィ
OSCEに必要な知識
2.6 泌尿器系
2.6.1 腎静態シンチグラフィ
2.6.2 腎動態シンチグラフィ
OSCEに必要な知識
2.7 骨系
2.7.1 骨シンチグラフィ
OSCEに必要な知識
2.8 血液・造血臓器系
2.8.1 骨髄シンチグラフィ
2.8.2 センチネルリンパ節シンチグラフィ
OSCEに必要な知識
2.9 腫瘍・炎症シンチグラフィ
2.9.1 腫瘍シンチグラフィ（67Ga クエン酸ガリウム）
2.9.2 腫瘍シンチグラフィ（201TlCl）
2.9.3 腫瘍シンチグラフィ（ソマトスタチン受容体）
2.9.4 炎症シンチグラフィ
OSCEに必要な知識
第3章 ポジトロン核医学
3.1 18F-FDG-PET検査
3.1.1 腫瘍PET検査
3.1.2 脳糖代謝測定
3.1.3 心筋糖代謝測定
3.1.4 心サルコイドーシス
3.1.5 大型血管炎PET検査
OSCEに必要な知識
3.2 脳神経系のPET
3.2.1 脳循環代謝測定
3.2.2 アミノ酸代謝測定
3.2.3 アミロイドPET
OSCEに必要な知識
3.3 心・血管系のPET
3.3.1 13N-アンモニアによる心筋血流測定
OSCEに必要な知識
第4章 核医学治療
4.1 核医学治療の概要
4.1.1 核医学治療の概要
4.2 核医学治療の内容
4.2.1 バセドウ病の131I治療
4.2.2 甲状腺癌の131I治療（アブレーションを含む）
4.2.3 骨転移疼痛緩和治療
4.2.4 悪性リンパ腫に対する治療
4.2.5 去勢抵抗性前立腺がんの骨転移に対する治療
付録
付録1 主な核医学検査
付録2 核医学検査の負荷検査薬剤および前処置
付録3 主な放射性核種の特性
付録4 核医学領域で用いられる略語
