内容説明
16歳の天才ハッカー、水城陸。彼は560人が死亡した航空機墜落事故の犯人として冤罪の死刑判決を受けた。が、高いハッキング能力を買われ命と引き換えに国家を超えて捜査する広域警察の極秘捜査班・通称〈BUG〉に加わることになった。老数学者の身辺のハッキングを命じられ調査するうちに、自らの冤罪事件のからくりが見えてきて……権力に挑む天才青年ハッカーの戦いが今、はじまる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
どんぐり
38
土砂降りの雨。今日はゆっくり読書しよう☘ 冤罪の死刑判決を受けた少年が10年間の時を経て、真実と人生を取り戻す為に戦う話。最初は読点「、」が多く読みにくい文章だと思ったが、読み進めていくうちにストーリーにグッと引き込まれた。 巨悪に挑む系が好きや。新しい仮想通貨誕生のビックプロジェクト。設定がすごく面白い。続けて続編に行ってきます。2020/06/14
Junichi Yamaguchi
27
『盗聴』… 賽はまだ投げられていない。 仲間?達の謎も興味深い。 大きな展開、謎の解明を期待して、次巻へ。。2020/05/10
エリク
21
暇だったので、読んでみましたw 再読だけど、やっぱ面白いです。2020/03/27
エリク
13
祖母に買ってもらいました! 主人公を中心にかつて起こった事件の謎が、明かされます。冤罪を着せられ、親が死んだ主人公ですが、死刑当日、九死に一生を得、新たな名と籍の中で、秘密警察として働くことになります。 IT関連やスパイ関連、ちょっとだけ貧困問題など現代社会の問題にも目がつけられていて、共感できるところもあり、ストーリーも面白く、非常に良い買い物をして頂きましたw2019/08/12
HANA
7
IT関連の冤罪事件で死刑判決が出てしまった少年が主人公の話。こういった話だとどこまで技術ネタに踏み込むかというのが期待する部分の一つだけれど、近未来ネタ満載で結構良かった。続きがあっても良いような。2019/08/18