トーチコミックス ニッポン夜枕ばなし

著者名：山田参助【著】

リイド社（2019/06発売）

• ISBN：9784845851782

内容説明

うっふん あっはん これがお江戸のエロしぐさ
後家に河童に貧乏浪人、仇討ち女にびいえる侍、男やもめに竿が立ち、女やもめに花が咲く
時代劇画の殿堂「月刊 コミック乱」で絶賛と失笑の嵐を巻き起こした異色艶笑小噺！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[パンダ侍]

★★★☆☆ 積本も（仕事の）読まないといけない本もあるが、そんな中で読むイケナイご本。「あれよ星屑」著者がおくるお江戸の男と女のエロまんが。帯にも「うっふんあっはん」とあり、とても親切(？)。しがらみを排した人間本来の泥臭さを見事に描写してきた著者のその先の筆が冴える。とはいえ夜の句会、夜の三人官女、土用ハンターとライトなトンチキ話が多いので気軽に読んで、そのへんにペイっと置いておける感じがうれしい。ゲイ作家さんならではの「びいえる侍」等のお遊びもあり。ぜひ腐女子の皆さんにも読んで欲しい一冊。

[Bo-he-mian]

『あれよ星屑』の第1巻を読んでウ～ム、と唸った山田参助。しかしヒネクレ者のジブンは続きを読む前に短編集アサり(笑)。だが、こっちは「星屑」のようなガッチリ描かれたストーリィ漫画ではなく、4ページの艶笑小噺まんがだった。元々は「コミック乱」連載作品で、絵のタッチはサラサラっと描かれた､「エロ河童」でお馴染みの小島功を思い出すライトな絵柄。正直言うと、もう少し重量感のあるエロティック短編を期待していたのだが、読んでいるうちに「何を肩肘張っているか、たかがまんがじゃないか」という声が聞こえて来た(笑)。

2019/01/13

[Witch丁稚]

江戸しぐさならぬエロ仕草。一番好きなのは土用ハンターだけど一番性癖に来るのは夜の三人官女。

2018/04/30

[僕素朴]

女の性欲も堂々と出てきてすがすがしい。絵柄だけでなくて見方、面白がりかたも春画っぽい感じ。「干支くらべ」一コマ目の抽象的なような、日本画のようないい線だなあ。

2019/05/13

[河村祐介]

小島功の後継者感やばい！

2018/05/03