劇画座招待席[40] デビルキング 神になった男 PART.1

著者名：さいとう・たかを【著者】

リイド社（2019/06発売）

• ISBN：9784845829606

内容説明

深夜の北軽井沢・小早川研究所から、巨大化した人間がとび出した。疾走して来たトラックの運転手たちの目の前で、その巨大人間は悶え苦しんだのち、突然こなごなになり、強風に散った。科学者・小早川博士の人体実験は失敗に終わった。次の人体実験として、明男少年の兄が罠にはめられ、小早川博士のもとに。そして実験が。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[aki]

貸本漫画も大量に読んだが、特に印象に残っているのが、この作品と『鬼太郎夜話』。貸本漫画では完結せず、後にマンガ雑誌に連載された。いまでいう細胞増殖技術で巨人化させられた青年が行進しながら、次々に病人を蘇生させて（患者を眠らせ、細胞増殖技術を開発した医師らが治療）、救世主のように世に迎えられるシーンが、なかなかおもしろかった。それにしても貸本漫画全盛時代は昭和30年代。さいとう先生は今、おいくつだろうか。おそらく120歳を超えているに違いない。

2017/10/29

[Kenshi]

平凡で弟思いの青年がある日突然、科学文明社会に警鐘を鳴らさんとする狂気の天才医学者の手によって巨大化させられ、神に仕立て上げられる!寺のお堂を突き破ってデビルキングが登場するシーンの見開きはなんど見てもスゴい。

2017/01/18