内容説明
「令和」や出典の『万葉集』にイチャモンつける人たちにも読ませたい!!
渡部昇一さんの“正論”
万葉集から選ばれた新元号「令和」
日本人なら知っておきたい万葉集
万葉・大和言葉によって日本人は作られた
欧米人や近代人は個人生活においては「神の前で平等」「法の前の平等」を実現していたのだ。『万葉集』は、大伴家持が重要な役割を果たしているが、カースト的偏見はなく、農民、遊女の歌まで収録されている……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ノリト
24
大学生の頃に読み、復刻されていたので購入し、読了。私の読書体験の原点的本なので、知的興奮冷めやらぬといった感じ。日本人で良かったと思える。2021/08/10
aiken
13
2019年の本。万葉集のビギナークラシックを読んだので、その流れで。古典もいいですねえ。日本書紀などの漢文はもちろんあったにせよ、源氏物語くらいの時代まではほぼ大和言葉で綴られているらしい。そのあとで少しずつ音読み漢字がはいってくるようだ。まったく知らなかった。海の歌、辞世の句なども大和言葉が多いらしい。日本文化に疎い理系オジサンは日本の古典もざっくりと通していきたいが、外国語を学ばないと日本語の深層にも触れられないらしい。んー、教養のないオジサンにとっては勉強するべきものがいろいろ出てきて忙しい。2021/10/29
大先生
8
【農民や遊女の歌まで収録されている万葉集をみれば分かるように、和歌の前に貧富貴賤女卑はなかった。まさに法の下の平等ならぬ「和歌の前に平等」があった。日本人が魂のふるさとに回帰するとき、その表現は大和言葉になる。逆に心が外向的になっているときには漢語を多用する。日本人は太古以来大和言葉の伝統を和歌によって維持し、日本人の精神的私有財産を保持してきた。】子どもの頃は全く分からなかった和歌ですが、40歳を超えて、漸く良さが分かりかけてきたかもしれません。右、左にかかわらずオススメの一冊です。2024/11/03
yurari
3
大和言葉の美しさを再認識できた。/明治以降の歌人は語彙の出自に無頓着。文学的に見て新しい効果だけを狙うのは言霊意識が抜けている/一つの国語は一つのものの見方。日本語は、日本人の歴史を通じて日本人に支配的に働きかける力でもある/日本語は日本人が太古より客観世界を「日本人の精神的私有財産」化したものの総体であり、そのうちで最も価値高い部分は大和言葉で作られた和歌であろう/日本語という美麗な織物を作り出すには、自由詩とか現代語散文という横糸だけでなく、神代から続く和歌や俳句など、縦糸に相当するものが必要/2023/04/09
naniwoyomu
0
おすすめ。 #興味深い #日本を知る
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