光文社文庫<br> 残業税 マルザの憂鬱

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光文社文庫
残業税 マルザの憂鬱

  • 著者名:小前亮
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 光文社(2019/05発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334778217

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内容説明

介護職に就く夏目健人は元フリーター。最悪の労働条件だった会社が大手に買収されて待遇も向上し、ほどほどに満足して働いていたのだが……。残業すればするほど税金が増える「時間外労働税」が導入された社会。介護や教育など、長時間労働の現場で働く人々に起こる様々な事件と、彼らのために奮闘する残業税調査官たちの活躍を描く、話題のお仕事ミステリー第3弾!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

horihori【レビューがたまって追っつかない】

21
残業するほど税金が増える社会で奮闘する残業税調査官(マルザ)の活躍を描く連作短編。 「プロローグ」「ボランティア・ケア」デイサービス「休息なき教育」私立高校「象牙の塔の残業」大学研究室「マルザの憂鬱」宿敵沼袋が黒幕のアイマーク法律事務所「エピローグ」 2巻をすっ飛ばして、3巻。今回は、砧さんが主人公。矢島と西川も登場して、大活躍。2019/07/16

Book・CaFe

18
残業が増えるほどに税率が上がるという残業税が導入された労働社会を描く…過酷な労働環境の介護施設・私立高校・大学に残業税の脱税摘発に残業税調査官(マルザ)たちが乗り出す… 印象に残ったのは、私立高校の化学の非常勤講師・上高田泰彦48才。母親の介護のため、夢をあきらめ、閉塞感を抱えて生きてきた。成り行きでサッカー部の練習の立会を任され、生徒達の練習を見ているうちに少しずつ気持ちが高揚する場面は共感するものがあった。 働き方改革を描く本書、リアリティある作品だった。今後、日本はどこへ向かっていくのだろうか… 2019/08/08

a*u*a*i*n34

16
残業税シリーズ第三作目です。シリーズ1作目の作風に戻りました。矢島さんも出てきますが今作は砧さんメインです。感想に困るくらい可もなく不可もない作品なのですが次作もありそう。2024/03/19

蕭白

8
砧さん、カッコイイです。2021/07/01

モモサワ キヨコ

5
前作とは違い、1作目と同じ連作短篇集。個人的にはこちらの方が好き。介護施設、学校、大学と長時間労働が特に問題になっている(と思う)職場のさが舞台でリアル。今回の主人公は砧公園だけど、脇役で3編に登場した上高田を応援したくなった。エピローグで生き生きとしていたので、ちょっと嬉しい。2019/05/28

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