ドライチ

個数:1
紙書籍版価格
¥1,870
  • 電子書籍
  • Reader

ドライチ

  • 著者名:田崎健太
  • 価格 ¥1,683(本体¥1,530)
  • カンゼン(2019/05発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784862554246

ファイル: /

内容説明

甲子園フィーバー、メディア過熱報道、即戦力としての重圧……
ドラフトが、野球人生を劇的に変えてきた。ドラフト1位――ドライチの重みは格別であるのだと。

僕はなぜプロで通用しなかったのか
僕はなぜプロで通用したのか

ドラ1戦士が明かす、プロ野球人生『選択の明暗』

【収録選手】
CASE1 辻内崇伸(05年高校生ドラフト1巡目 読売ジャイアンツ)
CASE2 多田野数人(07年大学生・社会人ドラフト1巡目 北海道日本ハムファイターズ)
CASE3 的場寛一(99年ドラフト1位 阪神タイガース)
CASE4 古木克明 (98年ドラフト1位 横浜ベイスターズ)
CASE5 大越基(92年ドラフト1位 福岡ダイエーホークス)
CASE6 元木大介(90年ドラフト1位 読売ジャイアンツ)
CASE7 前田幸長(88年ドラフト1位 ロッテオリオンズ)
CASE8 荒木大輔 (82年ドラフト1位 ヤクルトスワローズ)

ドラ1の宿命、自分の扱いは『異常だった』(辻内崇伸)
骨折で球速10キロ減。アメリカでのピッチングとは天と地の差(多田野数人)
マスコミに追い回され、人と会いたくない。人間不信になっていました(的場寛一)
頑張れという応援が皮肉に聞こえる。鬱病だったのかもしれません(古木克明)
好き勝手書いた人たちを見返してやろうと思った。それで取材拒否してやろうって(元木大介)
困惑のドラ1指名。「プロ野球選手だったという感覚は全くない」(大越基)
笑顔なき記者会見「なんでロッテなんだ、西武は何をやっているんだ」(前田幸長)
指名された時、プロへ行く気は全くなかった。0パーセントです。(荒木大輔)


プロ野球球団から「ドラフト1位」の指名を受けて入団した選手の野球人生をクローズアップ。
ドラ1選手の大半は、高校時代に甲子園で注目を集め、高い評価と大きな期待を持たれている。
1年目の春季キャンプから脚光を浴び、活躍して当たり前という眼で見られることは、その選手にとって大変な重圧だ。
本人への丁寧な取材を通じて、華やかさのみならず躓き、苦労、厳しさ、悔しさ……本書では「ドラフト1位」選手の光と陰の両面が浮かび上がってくる。


田崎健太 たざき・けんた
1968年3月13日、京都市生まれ。ノンフィクション作家。早稲田大学法学部卒業後、小学館に入社。『週刊ポスト』編集部などを経て、1999年末に退社。スポーツを中心に人物ノンフィクションを手掛け、各メディアで幅広く活躍する。著書に『W杯に群がる男たち―巨大サッカービジネスの闇―』(新潮文庫)、『偶然完全 勝新太郎伝』(講談社)、『維新漂流 中田宏は何を見たのか』(集英社インターナショナル)、『ザ・キングファーザー』(カンゼン)、『球童 伊良部秀輝伝』(講談社 ミズノスポーツライター賞優秀賞)、『真説・長州力 1951-2015』(集英社インターナショナル)『電通とFIFA サッカーに群がる男たち』(光文社新書)など。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こも 零細企業営業

34
やっと読めた!!!面白かった。 発売当初から読みたいと思ってた本。 ただ、家の都合で紙の本を置けなかったので電子書籍になるまで待ってました。著者の田崎健太氏にもお願いしちゃいましたw 8人のドライチの成功と挫折のルポ。チヤホヤされて、プレッシャーに負けてダメになる人。伸びしろを期待されていたのに伸びずに辞めた人。プロに馴染めなかった人。。色々な人がいる。 2019/07/13

しげき

27
ドラフト1位でプロ野球の世界に入った人達の物語。一番の期待を背負ってプロになるわけで、成績が出なければバッシングを受けたり、メディアにはある事ない事を書かれたり、注目ざれるが故の苦悩がありました。2023/09/26

ちび太

19
ドラフト1位というと世代のトップクラスで本人も自信満々で入団しているのかと思ったら、そうではなかった。本人は冷静に実力を見極めてるケースもある。マスコミが過度に注目したり、球団の都合で指名順位が変わったり。選手側に立った視点が良かった。2023/11/25

みなみ

19
8人のドラフト1位選手の物語。ドラフトで1位指名されるくらいなので、アマチュア時代の活躍は華々しく、同シリーズの「ドラヨン」とは趣が変わる。しかし、ドラフト1位指名であるがゆえの苦悩は大きい。選手たちは言ってもいないことを記事にされて、記事を読んで驚いたり、24時間でも記者に追いかけ回されたりする。家族は迷惑をこうむり、傷ついていく。メディアの罪よ……この本では選手自身のインタビューを通じて、それぞれの野球に対する向き合い方が伝わってきた。とくに元木と荒木(大輔)の章が印象に残った。2022/01/10

Book Lover Mr.Garakuta

15
図書館本:借りて読んだだけあって、面白かった。2021/03/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12306112
  • ご注意事項
 

同じシリーズの商品一覧

該当件数3件 全てにチェックを入れる/全てにチェックをはずす