内容説明
病気とまっすぐに向き合った1年を振り返る回想録
2018年4月、所属事務所の公式サイトと本人のブログを通じて、みずから乳がんであることを発表した矢方美紀さん。当時、まだ25歳という若さで乳がんにかかったことから大きな話題となりました。
そんな彼女が病気と闘いながら治療を続ける姿を、NHK名古屋放送局が追い続け、「#乳がんダイアリー 矢方美紀」として放送してきました。番組ホームページでは、のべ100日以上の自撮り動画の日記が公開されています。この番組が、SNS等で口コミ的に広がり、同世代の女性や、同じ病気を患った方々から、大きな反響を呼んでいます。
そして、病気の発見からおおよそ一年が経過したいま、治療を続けてきたこの間を振り返りながら、現在の気持ちを一冊の書籍にまとめたのが本書です。現在、日本人女性の11人に1人が乳がんにかかるというデータがありますが、矢方さんの「この本が早期発見・早期治療の一助になってほしい」という思いが込められています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
猫洞 文月
15
出先の店舗にあって一気読み。元(?)SKE48アイドルの若年性乳癌の手記。「私は強くない」と書かれているけど、乳癌であることを公表してそれについてメディアで語れている時点で十分強いと思う。印象的だったのは、『君の膵臓を食べたい』の映画見て、病気だから悲しいんじゃなく、病気は生きてる中の一部であって病気以外の人生だっていっぱいあるというところに共感したという部分。病気だからかわいそうじゃなく、病気があっても人生、その中でどうやって生きていくか、何ができるか。病気を経てこそ前向きになれたと書かれてて感動した。2020/08/28
はる
1
図書館にリクエストをして買ってもらった。さらっと読める闘病日記。SKE時代の劇場公演や中日劇場での面白いキャラを演じてたお芝居も生で観た。あの娘が若くして乳がんに…。卒業後、若くして乳がんを患い、NHKや民放・講演などあちこちに飛び回る日々。まだまだ若いし、今度は才能と努力で、目指してる声優や他の芸能ジャンルでも持ち前の明るさを武器に活躍してほしい。矢方船は大海原に漕ぎ出したばかりだ!うちの図書館に蔵書されたことだし、たくさんの人に手に取って読んでもらいたいと思う。2019/07/22
言いたい放題
0
斜め読み2023/03/01
寝子
0
・その時がきたら考えよう。 ・なくなってしまったもの、済んでしまったことにくよくよするのではなく、そんな時こそ冷静に自分を見て、いまの自分に本当に必要なものは何だろうと立ち止まってしまった考えることが大切。 ・私の人生は病気がすべてではない。2023/02/15