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内容説明
子どもと一緒に親も成長するのです。子育てとは、一人ひとり違う子どもをありのままに受け入れ、その可能性を引き出すこと――。長年、学生とかかわり続けた著者が、子育てや教育の本質を身近なエピソードや母との思い出を交えながら綴ったエッセイ集。「上手に育てよう」「誉められる親になろう」「親の期待に応えて欲しい」ではなく、親と子どもが共に育ち、子どもに愛を伝え続けていくことの大切さに気づかせてくれる一冊。 ●受け入れてもらった時、人は生きる勇気を与えられる ●子どもは一人ひとり違う。だからほんもの ●愛想が尽きるような自分とも、仲良くできる人に ●私たちには「自分が変わる自由」が与えられている ●人間の大きさとは、その人が気にすることの大きさ 子どもを思う謙虚な気持ちを大切に
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
shincha
36
ご自分の体験談、何の宗教かは問わず、ご自身が良いと思われた逸話や詩などを紹介しながら、人間の在り方、考え方をキリスト教的な視点から説明している。別の本の内容と重複しているお話も多々あるものの、とても心に染みる逸話の数々。今現在、10ヶ月の子供を一所懸命育児し、育自している娘にこの本をプレゼントしよう。2023/10/19
しろくま
18
2.26事件で、お父様がなくなる場面に遭遇した9才の渡辺さん。父の死を目撃した描写がリアルで壮絶でした…。色々と心に残りましたが、「自由」の考え方がしっくりきました。選択できる自由があって、やるかやらないのかの自由もある。生き方は選んできた連続なんだろうな…と。また、自分は高校がキリスト教系の学校だったこともあり、マザー・テレサの言葉や行動は、本当に凄すぎて、心に刺さりました。それと、生きていることに意味を持たせられることは大切なのだと改めて思いました。2022/10/16
rie
5
大好きな渡辺和子さんが子育てや教育について語られてる本著。初っ端の「親の祈り」がなんとも素晴らしい。どの親もきっと我が子を初めて手に抱いたその瞬間にはここに書かれてる祈りを誓いを自分に刻みこんだに違いない。ただ、子供が大きくなるにつれその誓いを、祈りを忘れてしまう人も少なくない。私自身戒めとして、折を見て読み返したいと思った。いつの日か子供に「お母さんの子で良かった」と言ってもらえるように。育児をしながら育自をさせてもらえる事に感謝です。2017/10/26
AI
4
人生とはなんぞや、と考えさせられる本でした。キリスト教をバックグラウンドにしていますが、普遍的に受け入れられる内容のように感じました。2018/05/10