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内容説明
大坂冬の陣、夏の陣といえば、名だたる大名・武将が一堂に会し、豊臣方・徳川方に分かれて戦闘を繰り広げた最後の戦いである。ところが匹敵する規模の「関ケ原の合戦」がよく知られているのに対し、「大坂の陣」はどこか地味である。真田幸村・後藤又兵衛(基次)といった豊臣方の武将数名がよく知られるほかは、誰がどんな戦いをしたのかあまり知られていない。伊達政宗・藤堂高虎・佐竹義宣といった戦国大名たちですら、明快には動きを説明しにくい。そこで本書では、有名無名を問わずに、「大坂の陣」で活躍した人物たちの略歴と活躍ぶりをわかりやすく紹介。通読すると、様々の思惑を胸に戦場に臨んだ男たちが、勝ち負けを超えた悲喜こもごもの運命に押し流されていく人間模様が見えてくる。人物の動きを知る上での大坂の陣の概要説明や主な戦いの紹介、年表も充実。全人物についてゆかりの写真を掲載し、ビジュアル面でも楽しめる一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
バルゥバル
1
短い内容ながらもよくまとまっていて分かりやすい内容です。小説や漫画などでの露出度から、つい忘れがちな印象の薄い人物にもちゃんとスポットがあてられ、逸話が紹介しているのが印象的でした。悪評に対する著者のフォローや補足などもあり好感が持てました。知名度の低い歴史上の人物を知る切っ掛けにもなり、史実にも興味がある人向けの入門書として適していると思います。2014/02/05
はせけい
1
大阪冬・夏の陣の配置図を見ても知らない人ばかり。少しは解るようになるかな、と思って読んだのですが、人が多過ぎて諦めました(笑)でも、それぞれのエピソードは面白い。あんな場所で戦ってたのか、とか、大阪人としても楽しみました。道頓堀の名前の由来な道頓さんも戦っていたとはなあ。2012/04/04
MAO
1
マニア向けw
maito/まいと
1
戦国最後の大合戦・大阪の陣のダイジェストな1冊。紹介されている武将達は結構マニアックどころが多いのでマニアにはたまらないかも(笑)余談ながら著者がこの本を書くきっかけは、ウェブだったとか・・・2011/02/03