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内容説明
中学受験のプロとして活躍し、教科指導スキルに
コーチング技術や心理療法的なアプローチをとりいれた指導方法で
灘や東大寺、開成、筑駒、麻布など最難関中学に
教え子を多数合格させてきた著者が語る、「本当に頭がいい子の育ち方」。
著者の小川大介氏は、自身が代表をつとめる個別指導塾で
5000組を超える家庭と面談をしてきました。
その中で気づいたのは、いわゆる「教育によさそうなもの」を多数与えられ、
手とり足とり面倒を見てもらってきた子どもは受験直前に伸び悩んでしまうことが多い一方、
親に見守られて好きなことにとことん熱中した経験のある子どもは、
最後の最後で踏ん張りをきかせてぐんぐん成績を伸ばしていくこと。
中学受験の現場での経験、ひとりの父親としての経験から、著者は
「親は子どものことをもっと信じていい」と断言します。
自らの好奇心を親に認められ、見守られて育った子どもは、
親が追いたてて「勉強」させずとも、
自ら学び、成長する子に育つのです。
本書では著者の実体験と
コーチング・心理学の知見を踏まえ、
「のびのびと育てられているのに、頭のいい子」
が育つ、子育て法を紹介します。
◎子育ては「2勝8敗」で十分
◎好奇心のない子はいない
◎「当たり前のこと」を褒める
◎アドバイスは子どもが求めてから渡す
◎親が楽しそうな家はうまくいく
◎遊び方を観察すると、子どもの「天才」が見える
◎ボーっとしている時間に子どもはかしこくなる
◎お父さん・お母さんの日常は「イベント」の宝庫
◎「教科書ベースの勉強」でも心配はいらない
◎本人が活躍できるのが「いい学校」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
りょうみや
22
子供の存在、成長、方向性を「認める/見守る/待つ」子育て。その3項目を実現するために「否定しない/与えすぎない/焦らない」と対応付けしている。個人的に言い換えればモンテッソーリの子供の自主性を伸ばす子育て論を習い事や中学受験まで適用を拡張し具体的にとてもわかりやすくまとめた内容。2019/09/12
愛
8
甥っ子はマイペースでした。甥っ子の母がバンバンお尻を叩いていましたが、直らず(笑)しかし、自らガンバジュニア(サッカー)に入り、合宿などを経験して、マイペースではなくなりました。やはり集団行動は大事ですね。そして、この本から参考になった所は、「親から見て『価値あるもの』が20年後も正解だとは限らない」です。昭和の考えではいけないですね(笑)2024/09/10
いとう・しんご
8
読友さんきっかけ。良書です。タイトルの「頭のいい子」ってのがいやらしいけど、中身にはほぼ無関係、あくまで「見守る」子育てのお話です。「スマホ脳」を読んだばかりのせいか、ネットのレコメンド機能が子供に悪影響があるとする記事P143は説得的。また、子育ては二勝八敗でいいP196というのは名言だと思います。子育てした人ならみんな分かるように、子供と一分でも長く時間をともにした人こそが、親子どもども「勝ち」なんですよ。2024/08/25
めぐ
7
本日開催の著者のセミナーを受講したので参照しつつ読了。子どもの脳は詰め込んでも処理しない。噛み砕いて飲み込む時間が大切。与えすぎない、否定しない、焦らない。日常生活も毎日イベント。見守る育児、とても良いと思う。良書。2023/08/31
本と珈琲
7
「与える子育て」を「見守る子育て」に変えるだけで、どんな子どもも、自ら学び、自ら成長する子に変わる。「否定しない」「子どもに与えすぎない」「子どものことであせらない」「子どもを信じ切る」。世に発信されている様々な子育て論はうまくいった人の結果でしかなく、この本作さえもよそはよそうちはうちと一歩引いて冷静にみようと、自身の子育て論をゴリ押ししない著者に好感が持てた。折に触れて何回も読み返したい本。良書です。2020/01/22