講談社文庫 元禄歳時記（上）

著者名：杉本苑子【著】

講談社（2019/05発売）

• ISBN：9784061831261

内容説明

オカラ先生の異名をとる貧乏学者・新井勘解由（白石）は、ふとした縁で姿をやつして江戸市中を微行する甲府宰相・綱豊（後の六代将軍・家宣）と友情を結ぶ。綱豊には、彼を憎む現将軍・綱吉の刺客が差しむけられ、勘解由も事件の渦中へ……。元禄期の世相を背景に、二人の青年の波乱万丈の青春を描いた、長編時代小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ちゃいろ子]

読友さまのレビューに心惹かれ即読む！というのはいつもの事だが、こちらはアマゾンのレビューがあまりに素晴らしくて、しかも大好きな杉本さんだし！とKindleで購入。 上巻ものすごーく楽しかった！面白かった！ 朧げにしか知らなかった事を小説とは言え知る事ができるのは幸せなこと。 魅力的な人物たちの青春物語で永遠に読んでいたかったし いろんな朧げが(笑)繋がったことも良き。即下巻へ。

2024/07/06

[山内正]

四代将軍の次将軍に甥の綱豊か弟の 館林藩主綱吉か何方かに定める時 老中酒井忠清は幼い甥を考えてたが 堀田正俊が強引に綱吉を推した。 やがて正俊は老中に酒井は失脚する 又幕府の大工事の見積で稲葉正休と 他者の金額が違い過ぎ面目を潰す いざ工事決定のひ殿中で堀田大老が 殺される。 綱吉の将軍になる前からの細い気が急く陰湿なやり方が幕府を動かす。

2018/05/01

[秋はeuglena]

1986