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内容説明
「もしも自分の描いた漫画が、誰かの死に影響を与えていたら」フィクションが現実に影響したとき、作者は己れを責め始める――第5話「有明の月」。恋愛関係にない男女がひとつ屋根の下暮らすことに――第8話「愛なき巣」。アイドル文化に深く関わったオーストラリア人・メロスと、あるアイドルグループの解散について――第10話「止めろ、メロス」。現実を、より現実らしく描くために、フェイク+ドキュメンタリー形式で連載を紡いだ『モキュメンタリーズ』。事実は小説よりも奇なるか。待望の第2巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぴよ(toyoneko)
2
完結。悪くなかったけど、1巻の方が好きだったかな2019/11/02
かながわ
1
有明の月、なんかこうもはや1本の映画で見たい。実話である体バタバタ体験はさすが真に迫るものあり。メロスさんは私にアイドルオタクという在り方の気高さを教えてくれました。2020/12/12
笠
1
3.5 完結。モキュメンタリーズというタイトルの通り、ノンフィクションのルポ形式で描かれるフィクション。でも、モチーフがあるという意味では丸っきり嘘という訳ではなさそう。前中後編で描かれる『有明の月』は創作者にとっては考えさせられるテーマ。『愛なき巣』は私小説的で一番本当っぽい。『止めろ、メロス』は一見ありそうなアイドル商法の話だが、レッスン料払い続けてる時点でそれはプロじゃないというのは明らかだと思ってしまう。これで完結とのことだが、なかなか面白かったので次回作があれば読んでみたい。2019/06/14
4310
0
3回シリーズ『有明の月』がものすごい傑作。猛烈にめんどくさくなって餓死……植物が「枯れる」ような現象の提示と、その後のどこに行っちゃうか読めない展開。ずっと忘れられない作品になりました。みんな大好き「モノノフ」メロスのお仕事と、『あとがき』で紹介される「一欠片のメロンパンを口いっぱいに頬張って呆然とへたりこむ美女」も、別の意味で忘れられない傑作(^^)/2019/11/28
蝉、ミーン ミーン 眠ス
0
“生きてさえいればきっとまた会える そう思います その日を信じてではまた!” という巻末の挨拶はそのものずばりこの作品自体にも当てはまるものと信じてお待ちしています。2019/05/25