ブルーバックス<br> 深海――極限の世界 生命と地球の謎に迫る

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深海――極限の世界 生命と地球の謎に迫る

  • ISBN:9784065160428

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内容説明

極限ともいえる過酷な環境で、深海の研究を続けてきた海洋研究開発機構(JAMSTEC)の研究者たちが、深海を研究しなければわからない、生物や地球のしくみ、地震との関連や人類との関わりについて解説。深海生物だけでなく、海底下生物、生命の起源、地球外生物にまで及ぶ生命のことから、巨大地震後の海底変動から見えてきた地震のメカニズム、海底の鉱物資源や、地球温暖化との関係など、あらゆる「深海」がわかる1冊!地球の表面積の7割を占める、人類にとって欠くことのできない海。その中でも「深海」は海洋のほとんどを占め、地球には深海を研究しなければわからない、生物や地球のしくみ、地震との関連や人類との関わりが多くあります。人類は水深約1万900mまで到達し、さらに深海の知識が深まり、重要性が明らかになってきました。海洋研究開発機構(JAMSTEC)は、極限ともいえる過酷な環境で、困難も多い深海の調査を続けてきました。実際に調査船に乗り、現場でサンプルやデータを研究者や技術者が執筆した、臨場感あふれた深海研究がわかるのが本書です。第1章では、光も届かず、エネルギー源も少ないと思われる深海の生物について、「しんかい6500」がたどった水深6300mでの調査の様子をまじえて紹介します。深海の生物だけではなく、さらに厳しい環境の海底下2.5キロの生物研究までにも迫り、深海研究でわかってきた、生命起源と地球外生命についても解説します。第2章では、巨大地震の発生メカニズムに迫る深海研究に迫ります。調査船で、水深7000mの海底から海底下1000mを掘削して、地震を起こした断層からサンプルを得た様子を交えて、巨大地震で何が起きたのかなどについて解説します。第3章では、水産資源、鉱物資源と温暖化などを軸に人類が深海からどのような影響を受け、また今後受けつつあるのか、を解説します。2013年と2017年、国立科学博物館において開催された深海をテーマとした特別展には、60万人超の来場者があり、深海への関心が深いことがわかりました。その内容を科学的にさらに深く掘り下げ、深海からわかる地球、生命、人類の存続に関わることが理解できる1冊!

目次

序章 深海の入り口
第1章 深海と生命
第2章 深海と地震
第3章 人類と深海――利用、そしてせまる危機

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

やいっち

75
「極限ともいえる過酷な環境で、深海の研究を続けてきた海洋研究開発機構(JAMSTEC)の研究者たちが、深海を研究しなければわからない、生物や地球のしくみ、地震との関連や人類との関わりについて解説。深海生物だけでなく、海底下生物、生命の起源、地球外生物にまで及ぶ生命のことから、巨大地震後の海底変動から見えてきた地震のメカニズム、海底の鉱物資源や、地球温暖化との関係など、あらゆる「深海」がわかる1冊!」2023/10/31

やいっち

46
宇宙はもちろん、地上にあっては微生物から動植物や人間、そして社会。地下も興味津々だが、深海も最後のフロンティアなんて言い方もされる、未踏の領野。地球表面の3分の2を占める海は、あまりに広く、まして海の底、深海となると、探求の手が及んだのはほんのわずか。熱水噴出孔の発見や噴出孔につくられる生物群集も驚異に満ちたものだった。有人潜水調査船「しんかい6500」や、地球深部探査船「ちきゅう」などの活躍が目覚ましい。2019/08/09

テイネハイランド

19
図書館本。本書は深海の世界を主に三つ(1 深海と生命 2 深海と地震 3 人類と深海)に分けて紹介した本です。各章はそれぞれ専門分野が異なる執筆者が担当していて、興味深いトピックを色々と扱っているものの、専門分野が違いすぎるせいかやや統一感がない印象を受けました。特に海洋研究開発機構が担当した第二章(「深海と地震」)については専門用語が説明なく使われていて、内容自体は結構興味深いだけになおさら読んでいて不満を覚えました。私が本書の編集者だとしたら第二章だけでも書き直してくれと頼む気がします。2023/12/12

魚京童!

18
海が広すぎて、パソコンがしょぼすぎて計算ができない。不思議だよね。人間が作ったものが人間を超えようとしている。超えた先にあるものとは一体。宇宙人を見つけたと思ったら宇宙人が作ったAIっていうオチが見えるよね。AI同士で会話する。人のいない横断歩道で信号無視をしていいのか問題だよね。0と極限のその間。いま、我々はそこにいるのかもしれない。だからこそ世界は進まないのかもしれない。2023/02/22

ローレンツ🐾

16
前編での【しんかい6500】の紹介と、まさにしんかい6500に乗って潜行していくような文章にワクワクした! ただ、後半の地質調査や資源調査のあたりでは、なんだか複雑な気持ちになった。 たくさんの資源があるけど、やっぱり資源には限界がある。 地球に住む生物の中で我々人間だけが資源を搾取してしまうのは… 快適な暮らしと環境を守ることの相反する難しさがここでも感じられた。2021/07/01

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