実業之日本社文庫<br> 人情料理わん屋

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実業之日本社文庫
人情料理わん屋

  • 著者名:倉阪鬼一郎
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 実業之日本社(2019/05発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784408554716

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内容説明

江戸の旅籠が立ち並ぶ一角にある「わん屋」。店主の真造、おかみのおみねはともに神職の家系。二人が切り盛りする店で出される料理は、全て円形の器に盛られ、味わった人に平安が訪れるようにと願いが込められている。そんな料理と職人によって丁寧に作られた器が、不思議な出来事を起し、人の縁と幸せを運んでくる。書き下ろし新シリーズ!! 江戸人情物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

34
円い器で出てくる料理を食せば全てが丸く治まる「わん屋」。派手さは無いけど丁寧に心の込もった料理と、繋がりを大切にする人達。ほっこり幸せな気分2019/08/30

よっしー

32
初読みの作家さんですが、本屋さんで平積みされており、「人情料理」って何だろうと思いながら手に取りました。丸い器だけを使用して料理を提供するお店、その器を通して人と人との縁が繋がるのは不思議な感じがしました。まだまだ序盤という感じでしょうか。続編もあるようなので、読み進めたいと思います。2023/04/29

むつこ

29
シリーズ1作目。丸いおわんの食器を使った料理しか出さない「わん屋」の新婚夫婦のお話。悪い人が出てこない、ドキドキするような事件も起こらない、ちょっと物足りなさを感じるが何も考えずに読める穏やかな作品です。2020/02/21

メルル

28
夫婦で切り盛りする料理屋「わん屋」。その店の由来は店で提供する料理の器が全て円形で揃えられていること。円形の理由を聞けば誰もが温かい気持ちになるという人情溢れた物語。「大江戸隠密おもかげ堂」という物語とリンクしているよう。おもかげ堂のからくり人形やおもかげ料理にも興味が湧いた。こうやって読者を取り込んでしまうのですね。料理が美味しそうで、きな臭い事件は起きない。夫婦の温かさだけが染み渡るほっこりとした物語だった。2019/05/29

らび

26
人情料理というだけあって「わん屋」に集うお客は主夫婦の美味しい料理に舌鼓を打つ。拘りは全ての料理が丸い「わん」で出されること。悪い人は1人も出てこない、心を籠めてひたすらわんに料理を盛り付ける。大磯の人たちとのご縁がなんかすごいな~と嬉しくなりますね。出てくる料理はどれもシンプルだけどひと手間が大きな差になるんですよね。わかっていても手抜きに走る我が身が恥ずかしい(^^;) 2019/06/19

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