内容説明
国家運営系VRゲーム『タクティクス・クロニクル』で頂点を極めた王(プレイヤー)・ヘリアンは、ゲーム内の自国ごと異世界へ転移してしまう。
そこで出会ったのは、自我を持って行動する魔物の大軍団。そして、元NPCである一騎当千の軍団長たちであった。
身分を隠し、臣下と共に探索に出たヘリアンが直面するは、尊厳を踏みにじられながらも巨大なる悪意に抗う無辜のエルフたち。
罪なき人々の涙が胸を打つとき、彼は王としての自覚に目覚め、怒りと共に決意する。
旗下十万の魔軍で総力をもって非道に鉄槌を下さんと!
『いざ立て――誇り高き我が民よ! 今こそ咆吼をもって応えとせよ!』
「「「「「オオォォオォオオオオオォォ――ッッ!!!」」」」」
万雷の雄叫びが世界を揺らすとき――無双の融合魔獣(アルキマイラ)が一斉に進撃する!!
轟く万魔の王の声が今――最強の魔軍に進撃を命じたのだ!!
熱狂を巻き起こすWeb小説、大幅加筆修正にて待望の書籍化!
※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 旧柏バカ一代
22
再読、やっぱり面白い。最後が特に感動的。2021/01/12
しまふくろう
22
表紙が格好良くて購入。挿絵も良かった。特にエルティナが可愛らしくて大変宜しい。 物語は国家運営ゲームで遊んでいたら、自国の首都ごと異世界に迷い込んでしまった話。自国や部下は強いけれど主人公に戦闘力がない、反乱が起きると大変など、元がゲームらしい足枷が面白い。 主人公が情に流されて利益を手放したり、交渉が下手以前の問題だったりするのも、そういう事に縁のない高校生な感じが出ていて妙に説得力があった。 続きが楽しみ。2019/09/19
こも 旧柏バカ一代
18
コレは面白い。ゲーム中に突然異世界に飛ばされて、色んな事に内心ビビリながら慎重に事を進め、一度死亡と失敗しながらも少しずつ進めていたが、、全軍挙げて選民意識の塊なエルフを害獣認定して殲滅とは凄かった。2019/09/15
爺
11
これは当たりだった。著者がオーバーロード好きなんだろうな、というのは透けて見えるし、ゲームからリアル異世界に転移してからの流れなどは、まんまオバロ。ただまぁオバロの完成度が高すぎてまったく違った流れを考えつけなかったんだろうなとも思う。序盤を過ぎてからの展開は充分にオリジナルだし、没入させる力があった。これだけ早く次の巻を読みたいと思わされたのは久しぶり。2020/03/10
美周郎
8
ジャケ買い、当りだった。転移した世界は実際には心も体も苦しいし痛い、主人公の若僧感を塩梅良く出しているのも好感が持てる、続きを買った。2019/10/02