内容説明
官僚組織の複雑怪奇さ、エリートたちの強固さ、北朝鮮ミサイル――日本人にとっての「覚悟」とは何か。
現代社会に生きる全ての読者に壮大な感慨を呼び起こしてくれる、内田康夫堂々の代表作!
北海道・利尻島に美しくそびえる利尻富士で、不審死したひとりのエリート社員。
警視庁刑事局長の兄・陽一郎から調査を頼まれた浅見光彦は、ある女性から
託された謎のメッセージとCDから事件の真相に迫ってゆく。
次第に見えてくるのは、防衛庁という巨大組織に生きる人々の苦悩と正義、恐ろしさ。
警視庁を背負うエリートである兄・陽一郎は光彦とともに
「彼らの正義」を動かすことができるのか?
個人の正義と国家犯罪がぶつかるシーンの緊迫感、家庭と恋人を大切にしていた男の無念の死を思い、「大義」を真摯に論じる浅見光彦の必死の姿は感動を呼ぶ。
著者の代表作の新装版です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
クルミ
8
美しい利尻富士で、1人の会社員が不審死した。兄・陽一郎から内々に調査を依頼され浅見光彦は利尻島を訪れる。自殺とも思われた1人の死がとんでもない状況を引き起こす。2025/06/02
クロッチ
2
北海道の利尻島や稚内が舞台になっていることで読んでみた。やっぱ自分の知っているところが舞台になっていると興味津々で読むことが出来ます。2020/05/08
ポップル
2
浅見シリーズは久しぶりに読んだ。TVに登場する前によく読んで飽きて読まなくなったので、最近のは知らなかった。手堅く面白く、スッと読める。地方の風景と時事ネタを上手く絡ませてるのは、前と同じかな。でも、ストーリーの意外性は感じず、よくある感じ。そこがTVドラマにしやすいのかなとも思った。2020/03/26
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