イースト新書<br> 親が創価学会

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イースト新書
親が創価学会

  • 著者名:島田裕巳【著】
  • 価格 ¥947(本体¥861)
  • イースト・プレス(2019/05発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784781651156

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内容説明

進学、人間関係、結婚、子育て、葬式、お墓……。
二世の現実と苦悩に迫る。
親が信仰を持っているのは幸せですか?
それとも不幸せですか?

この日本で「創価学会」と聞いて知らないと答える人は、少ないだろう。日本で最大の新宗教である。創価学会は公式に、会員の世帯数を827万世帯と発表している。実に膨大な数である。筆者は実際の会員数はおそらく280万人程度と推測するが、それにしても膨大な数である。
自分は入会していないが、親は創価学会である、あるいは入会はしているがほとんど信仰活動はしていないという人を含めればもっと大勢いるだろう。あるいは「親が創価学会」である人と結婚していたり、友人であったりする人はさらに多い。
親が創価学会であり、子どもも熱心に活動をしていれば何の問題もない。しかし、親は熱心だが、子どもがそうでなかった場合、さまざまな問題が生じてくる。学校での振舞い、進学、結婚など、人生の転機に「親の信仰」が色濃く影響してくる。二世、あるいは三世は、「親が創価学会」であることによって、どのような問題に直面するのか。どのように解決していったらいいのか、そして「信仰」という存在とどう向き合っていくべきなのか。宗教学者が取材をもとに、分析する。

目次

第一章 創価学会とはどういう宗教なのか
第二章「親が創価学会」だとどうなるのか
第三章 なぜトラブルに直面するのか
第四章 二世の結婚問題
第五章 選挙という宗教活動
第六章 お金にまつわる問題
第七章 信仰とどう向き合えばよいのか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネギっ子gen

54
今回の統一教会2世が起こした犯罪で脚光を浴びるようになった、“宗教2世”。過去には『創価学会』(新潮新書)という本を出した著者が、表題の新書も出していることを知り、読み始める――。「おわりに」のこの記述。<今、創価学会をめぐってもっとも話題になるのは、創価学会の会員の家に育った人間たちのことだろう。それは、膨大な数にのぼる。彼らには、「親が創価学会」であるがゆえの特殊な問題がある。それは、創価学会の会員だけの問題だけではなく、会員とかかわりを持つ一般の人間にも無視できないことである>。同感ですね。⇒2022/09/07

おいしゃん

33
自分は特定の宗教に思い入れはないが、どのように人々が宗教に傾倒して行くのか、という点は興味深いものがある。 中でも2世信者が育つか否かというのは、宗教が永続するかどうかの大きなポイントなのだと、読んでいて実感。 イメージに囚われず、フラットな視点で切り込んでおり、とてもわかりやすい。2021/02/15

おかむら

32
タイトルに惹かれて。いるわー友だちにも親が創価学会。とはいえ仏壇がデカイとか毎朝お経読んでるとか選挙の時張り切るとかぐらいのあやふやな知識しかないので、この本、野次馬的に創価学会を知ってみたい人にはちょうどいい情報量と読みやすさ。著者は肯定的でも否定的でもないニュートラルなスタンス。個人的には両親も義理の両親も無宗教でホントよかったわー。次は親が幸福の科学ってのも出たら読みたい、野次馬だから。2019/05/30

4fdo4

13
創価学会に関して書かれた本を初めて読んだので、ここにある数字などがどこまで正確なのかは分からないが、よくここまで調べて書いたもんだと。2021/01/30

紫砂茶壺

6
創価学会の歴史や教義を解説する本はこれまでにもあったが、こちらは一般信者の家庭を軸に、親が創価学会の子が抱える悩みを示唆する本という意味で興味深い。単に親が創価で子も創価、一家で活動に奔走するタイプにはそれほど悩ましいことはない。親が活動に熱心であるほど日々の家庭に影響を及ぼすため、子は創価学会を疎ましく思うこともあり、また非学会員との結婚や選挙時の投票依頼など、非学会員との接触が信仰への疑念に発展する。「嫁の実家が真如苑」「彼氏がイスラム教徒」「息子が新卒でワタミ」、モデルは共通しているかも。2019/05/06

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