内容説明
私が幸せかどうかは、私が決める――40歳目前、オンナのタイムリミットはもう目前?! 80年代に青春を送り、10代の終わりに男女雇用機会均等法が施行、就職活動はバブルの頂点、就職したら「新人類」、頑張って働いてきたら今度は「負け犬」と呼ばれ…アラウンド40、いつも時代の象徴とされてきた世代。有能な精神科医として独身生活を謳歌する聡子を主人公に、アラフォーたちの幸せ探しと葛藤を、時にコミカルに、時に切なく描いたウーマンライフ・ストーリーの決定版!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
野のこ
23
ドラマを小説に。読みごたえたっぷり、アラウンドフォティの女性3人がころころ変わりながら登場し、話が二転三転と予想のつかない展開に。それぞれ悩みながらも、マーくんのお店に集合して美味しいものを食べる。そして一癖二癖ある人たちが登場して話はさらにややこしくなる。注目は聡子と恵太郎の関係。最初歓迎会でマイ箸!?残り物用にタッパー持参!?と引きましたが、徐々に聡子といい感じになるところにニンマリ。ケチじゃなくてエコなのね。私もありのままを受け止めてほしいな。11回分のドラマが詰まっているのも納得の濃さでした。2017/02/03
くろにゃんこ
4
読み始めて気付いた、ドラマでやってました。しかも観ていました(^^ゞみんなそれぞれ色々ある中で、自分らしく幸せを感じられるように考え、選んで生きていく。自分も頑張ろう・・・そう思える小説でした。2012/02/12
m
1
同名ドラマのノベライズ。小説を映像化というのはよくあるが、ドラマの小説化というのはなかなかないので新鮮だった。場面の切替わりが多いのが気になったが、ストーリーはとっつきやすく面白い。ドラマのキャストに当てはめて読んだ。天海祐希さん、聡子にぴったり。2012/12/29